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年間 第33主日
マカバイ記 1 4.36~59
4章
36 ユダと兄弟たちは言った。「見よ、我らの敵は粉砕された。都に上り、聖所を清め、これを新たに奉献しよう。」
37 そこで全軍が集結し、シオンの山を目指して上って行った。
38 彼らは荒れ果てた聖所を見、汚された祭壇、焼け落ちた門、雑木林あるいは山の中のように草むした中庭、崩れ落ちた祭司部屋を見て、
39 衣服を裂き、激しく胸を打ち、灰をかぶり、
40 地面に顔を伏せ、合図のラッパを吹き鳴らし、天に向かって叫んだ。
41 それからユダは兵たちに、聖所の清めが終わるまで、要塞の中の者たちを相手に戦うよう命じ、
42 律法に忠実で、とがめられるところのない祭司たちを選んだ。
43 祭司たちは聖所を清め、汚れの石を不浄の場所に移した。
44 それから汚されてしまった焼き尽くす献げ物のための祭壇の処置をめぐって協議し、
45 それを引き倒すことが最善ということになった。異教徒がそれを汚したので、そのことで自分たちが非難されないためである。こうして彼らはその祭壇を引き倒した。
46 そしてこの石を神殿の丘の適当な場所に置き、預言者が現れて、この石について指示を与えてくれるまで、そこに放置することにした。
47 そして祭司たちは、律法に従って、自然のままの石を持って来て、以前のものに倣って新しい祭壇を築いた。
48 こうして、聖所および神殿の内部を修復し、中庭を清めた。
49 また聖なる祭具類を新しくし、燭台、香壇、供えのパンの机を神殿に運び入れ、
50 香壇には香をたき、燭台には火をともして神殿内部を照らした。
51 また机には供えのパンを置き、垂れ幕を垂らした。かくしてなすべきことはすべてなし終えた。
52 第百四十八年の第九の月――キスレウの月――の二十五日に、彼らは朝早く起き、
53 焼き尽くす献げ物のための新しい祭壇の上に律法に従っていけにえを供えた。
54 異教徒が祭壇を汚したのと同じ日、同じ時に、歌と琴、竪琴とシンバルに合わせて、その日に祭壇を新たに奉献した。
55 民は皆、地に顔を伏せて拝み、彼らを正しく導いてくださった方を天に向かってたたえた。
56 こうして祭壇の奉献を八日にわたって祝い、喜びをもって焼き尽くす献げ物をささげ、和解の献げ物と感謝の献げ物のいけにえを屠った。
57 彼らはまた神殿の正面を黄金の冠と小盾で飾り、門と祭司部屋を再建し、戸を取り付けた。
58 民の間には大きな喜びがあふれた。こうして異邦人から受けた恥辱は取り除かれたのである。
59 ユダとその兄弟たち、およびイスラエルの全会衆はこの祭壇奉献の日を、以後毎年同じ時期、キスレウの月の二十五日から八日間、喜びと楽しみをもって祝うことにした。