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聖書を読もう!

受難の火曜日

哀歌 1.1~12、18~20

1章

1 なにゆえ、独りで座っているのか
人に溢れていたこの都が。やもめとなってしまったのか
多くの民の女王であったこの都が。奴隷となってしまったのか
国々の姫君であったこの都が。

2 夜もすがら泣き、頬に涙が流れる。彼女を愛した人のだれも、今は慰めを与えない。友は皆、彼女を欺き、ことごとく敵となった。

3 貧苦と重い苦役の末にユダは捕囚となって行き
異国の民の中に座り、憩いは得られず
苦難のはざまに追い詰められてしまった。

4 シオンに上る道は嘆く
祭りに集う人がもはやいないのを。シオンの城門はすべて荒廃し、祭司らは呻く。シオンの苦しみを、おとめらは悲しむ。

5 シオンの背きは甚だしかった。主は懲らしめようと、敵がはびこることを許し
苦しめる者らを頭とされた。彼女の子らはとりことなり
苦しめる者らの前を、引かれて行った。

6 栄光はことごとくおとめシオンを去り
その君侯らは野の鹿となった。青草を求めたが得られず
疲れ果ててなお、追い立てられてゆく。

7 エルサレムは心に留める
貧しく放浪の旅に出た日を
いにしえから彼女のものであった
宝物のすべてを。苦しめる者らの手に落ちた彼女の民を
助ける者はない。絶えゆくさまを見て、彼らは笑っている。

8 エルサレムは罪に罪を重ね
笑いものになった。恥があばかれたので
重んじてくれた者にも軽んじられる。彼女は呻きつつ身を引く。

9 衣の裾には汚れが付いている。彼女は行く末を心に留めなかったのだ。落ちぶれたさまは驚くばかり。慰める者はない。「御覧ください、主よ
わたしの惨めさを、敵の驕りを。」

10 宝物のすべてに敵は手を伸ばした。彼女は見た、異国の民が聖所を侵すのを。聖なる集会に連なることを
主に禁じられた者らが。

11 彼女の民は皆、パンを求めて呻く。宝物を食べ物に換えて命をつなごうとする。「御覧ください、主よ
わたしのむさぼるさまを見てください。」

12 道行く人よ、心して
目を留めよ、よく見よ。これほどの痛みがあったろうか。わたしを責めるこの痛み
主がついに怒ってわたしを懲らす
この痛みほどの。

18 主は正しい。わたしが主の口に背いたのだ。聞け、諸国の民よ
見よ、わたしの痛みを。わたしのおとめらも若者らも
捕えられ、引かれて行った。

19 わたしは愛した人々に呼びかけたが
皆、わたしを裏切った。わたしの祭司ら長老らは、都で息絶える
命をつなごうと、食べ物を乞いながら。

20 御覧ください、主よ、この苦しみを。胸は裂けんばかり、心は乱れています。わたしは背きに背いたのです。外では剣が子らを奪い
内には死が待っています。

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