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受難の水曜日
哀歌 2.1~9
2章
1 なにゆえ、主は憤り
おとめシオンを卑しめられるのか。イスラエルの輝きを天から地になげうち
主の足台と呼ばれたところを
怒りの日に、見放された。
2 ヤコブの人里をすべて、主は容赦せず圧倒し
憤って、おとめユダの砦をことごとく破壊し
この国を治める者、君侯らを
地に打ち倒して辱められた。
3 イスラエルの角をことごとく
激しい怒りをもって折り砕き
敵の前から右の御手をひるがえされた。御怒りはヤコブに対して烈火となり
炎となって焼き尽くした。
4 敵となって弓を引き絞り、右の御手を構え
瞳のように愛しておられたものを
苦しめる者となって皆殺しにし
おとめシオンの天幕に
火のような怒りを注がれた。
5 主はまことに敵となられた。イスラエルを圧倒し
その城郭をすべて圧倒し、砦をすべて滅ぼし
おとめユダの呻きと嘆きをいよいよ深くされた。
6 シオンの祭りを滅ぼし
仮庵をも、園をも荒廃させられた。安息日をも、祭りをもシオンに忘れさせ
王をも、祭司をも
激しい怒りをもって退けられた。
7 主は御自分の祭壇をすら見捨て
御自分の聖所をすら見捨て
城郭をも城壁をも、敵の手に渡された。敵は主の家で喚声をあげる
あたかも祭りの日のように。
8 主はおとめシオンの城壁を滅ぼそうと定め
打ち倒すべき所を測り縄ではかり
御手をひるがえされない。城壁も砦も共に嘆き、共に喪に服す。
9 城門はことごとく地に倒れ、かんぬきは砕けた。王と君侯は異国の民の中にあり
律法を教える者は失われ
預言者は主からの幻による託宣を
もはや見いだすことができない。