home>キリスト教入門>聖書を読もう!>年間 第26主日

聖書を読もう!

年間 第26主日

ミカ書 3.1~12

3章

1 わたしは言った。聞け、ヤコブの頭たち
イスラエルの家の指導者たちよ。正義を知ることが、お前たちの務めではないのか。

2 善を憎み、悪を愛する者
人々の皮をはぎ、骨から肉をそぎ取る者らよ。

3 彼らはわが民の肉を食らい
皮をはぎ取り、骨を解体して
鍋の中身のように、釜の中の肉のように砕く。

4 今や、彼らが主に助けを叫び求めても
主は答えられない。そのとき、主は御顔を隠される
彼らの行いが悪いからである。

5 わが民を迷わす預言者たちに対して
主はこう言われる。彼らは歯で何かをかんでいる間は
平和を告げるが
その口に何も与えない人には
戦争を宣言する。

6 それゆえ、お前たちには夜が臨んでも
幻はなく
暗闇が臨んでも、託宣は与えられない。預言者たちには、太陽が沈んで昼も暗くなる。

7 先見者はうろたえ
託宣を告げる者は恥をかき
皆、口ひげを覆う。神が答えられないからだ。

8 しかし、わたしは力と主の霊
正義と勇気に満ち
ヤコブに咎を
イスラエルに罪を告げる。

9 聞け、このことを。ヤコブの家の頭たち
イスラエルの家の指導者たちよ。正義を忌み嫌い、まっすぐなものを曲げ

10 流血をもってシオンを
不正をもってエルサレムを建てる者たちよ。

11 頭たちは賄賂を取って裁判をし
祭司たちは代価を取って教え
預言者たちは金を取って託宣を告げる。しかも主を頼りにして言う。「主が我らの中におられるではないか
災いが我々に及ぶことはない」と。

12 それゆえ、お前たちのゆえに
シオンは耕されて畑となり
エルサレムは石塚に変わり
神殿の山は木の生い茂る聖なる高台となる。

▲ページのトップへ