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聖書を読もう!

年間 第28土曜日

エレミヤ書 9.1~11、16~21

9章

1 荒れ野に旅人の宿を見いだせるものなら
わたしはこの民を捨て
彼らを離れ去るであろう。すべて、姦淫する者であり、裏切る者の集まりだ。

2 彼らは舌を弓のように引き絞り
真実ではなく偽りをもってこの地にはびこる。彼らは悪から悪へと進み
わたしを知ろうとしない、と主は言われる。

3 人はその隣人を警戒せよ。兄弟ですら信用してはならない。兄弟といっても
「押しのける者(ヤコブ)」であり
隣人はことごとく中傷して歩く。

4 人はその隣人を惑わし、まことを語らない。舌に偽りを語ることを教え
疲れるまで悪事を働く。

5 欺きに欺きを重ね
わたしを知ることを拒む、と主は言われる。

6 それゆえ、万軍の主はこう言われる。見よ、わたしは娘なるわが民を
火をもって溶かし、試す。まことに、彼らに対して何をすべきか。

7 彼らの舌は人を殺す矢
その口は欺いて語る。隣人に平和を約束していても
その心の中では、陥れようとたくらんでいる。

8 これらのことをわたしは罰せずにいられようかと
主は言われる。このような民に対し、わたしは必ずその悪に報いる。

9 山々で、悲しみ嘆く声をあげ
荒れ野の牧草地で、哀歌をうたえ。そこは焼き払われて、通り過ぎる人もなくなり
家畜の鳴く声も聞こえなくなる。空の鳥も家畜も、ことごとく逃れ去った。

10 わたしはエルサレムを瓦礫の山
山犬の住みかとし
ユダの町々を荒廃させる。そこに住む者はいなくなる。

11 知恵ある人はこれを悟れ。主の口が語られることを告げよ。何故、この地は滅びたのか。焼き払われて荒れ野となり
通り過ぎる人もいない。

16 万軍の主はこう言われる。事態を見極め、泣き女を招いて、ここに来させよ。巧みな泣き女を迎えにやり、ここに来させよ。

17 急がせよ、我々のために嘆きの歌をうたわせよ。我々の目は涙を流し
まぶたは水を滴らせる。

18 嘆きの声がシオンから聞こえる。いかに、我々は荒らし尽くされたことか。甚だしく恥を受けたことか。まことに、我々はこの地を捨て
自分の住まいを捨て去った。

19 女たちよ、主の言葉を聞け。耳を傾けて、主の口の言葉を受け入れよ。あなたたちの仲間に、嘆きの歌を教え
互いに哀歌を学べ。

20 死は窓に這い上がり
城郭の中に入り込む。通りでは幼子を、広場では若者を滅ぼす。

21 このように告げよ、と主は言われる。人間のしかばねが野の面を
糞土のように覆っている。刈り入れる者の後ろに落ちて
集める者もない束のように。

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