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聖書を読もう!
四旬節 第4金曜日
ヘブライ人への手紙 10.1~10
10章
1 いったい、律法には、やがて来る良いことの影があるばかりで、そのものの実体はありません。従って、律法は年ごとに絶えず献げられる同じいけにえによって、神に近づく人たちを完全な者にすることはできません。
2 もしできたとするなら、礼拝する者たちは一度清められた者として、もはや罪の自覚がなくなるはずですから、いけにえを献げることは中止されたはずではありませんか。
3 ところが実際は、これらのいけにえによって年ごとに罪の記憶がよみがえって来るのです。
4 雄牛や雄山羊の血は、罪を取り除くことができないからです。
5 それで、キリストは世に来られたときに、次のように言われたのです。「あなたは、いけにえや献げ物を望まず、
むしろ、わたしのために
体を備えてくださいました。
6 あなたは、焼き尽くす献げ物や
罪を贖うためのいけにえを好まれませんでした。
7 そこで、わたしは言いました。『御覧ください。わたしは来ました。聖書の巻物にわたしについて書いてあるとおり、
神よ、御心を行うために。』」
8 ここで、まず、「あなたはいけにえ、献げ物、焼き尽くす献げ物、罪を贖うためのいけにえ、つまり律法に従って献げられるものを望みもせず、好まれもしなかった」と言われ、
9 次いで、「御覧ください。わたしは来ました。御心を行うために」と言われています。第二のものを立てるために、最初のものを廃止されるのです。
10 この御心に基づいて、ただ一度イエス・キリストの体が献げられたことにより、わたしたちは聖なる者とされたのです。