home>キリスト教入門>聖書を読もう!>四旬節 第5主日

聖書を読もう!

四旬節 第5主日

ヘブライ人への手紙 10.26~39

10章

26 もし、わたしたちが真理の知識を受けた後にも、故意に罪を犯し続けるとすれば、罪のためのいけにえは、もはや残っていません。

27 ただ残っているのは、審判と敵対する者たちを焼き尽くす激しい火とを、恐れつつ待つことだけです。

28 モーセの律法を破る者は、二、三人の証言に基づいて、情け容赦なく死刑に処せられます。

29 まして、神の子を足げにし、自分が聖なる者とされた契約の血を汚れたものと見なし、その上、恵みの霊を侮辱する者は、どれほど重い刑罰に値すると思いますか。

30 「復讐はわたしのすること、
わたしが報復する」と言い、また、
「主はその民を裁かれる」と言われた方を、わたしたちは知っています。

31 生ける神の手に落ちるのは、恐ろしいことです。

32 あなたがたは、光に照らされた後、苦しい大きな戦いによく耐えた初めのころのことを、思い出してください。

33 あざけられ、苦しめられて、見せ物にされたこともあり、このような目に遭った人たちの仲間となったこともありました。

34 実際、捕らえられた人たちと苦しみを共にしたし、また、自分がもっとすばらしい、いつまでも残るものを持っていると知っているので、財産を奪われても、喜んで耐え忍んだのです。

35 だから、自分の確信を捨ててはいけません。この確信には大きな報いがあります。

36 神の御心を行って約束されたものを受けるためには、忍耐が必要なのです。

37 「もう少しすると、来るべき方がおいでになる。遅れられることはない。

38 わたしの正しい者は信仰によって生きる。もしひるむようなことがあれば、
その者はわたしの心に適わない。」

39 しかし、わたしたちは、ひるんで滅びる者ではなく、信仰によって命を確保する者です。

▲ページのトップへ