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チマッティ神父 日本を愛した宣教師

『チマッティ神父 日本を愛した宣教師』表紙


  • 著者:テレジオ・ボスコ
  • 訳者:ガエタノ・コンプリ
  • 定価:本体500円+税
  • 新書判 並製  88ページ
  • ISBN978-4-88626-582-1  C0016
  • ドン・ボスコ社

DBブックレットとして発刊されている本書は、サレジオ会の日本の基礎を築いただけでなく、日本のカトリック教会の歴史に忘れることのできない足跡を刻んだヴィンチェンツォ・チマッティ神父の生涯を、簡潔に紹介したものです。

 現在、尊者の位に挙げられ、列福運動が行われているチマッティ神父様については、東京の調布市にあるサレジオ神学院の広い敷地の中にある「チマッティ資料館」を訪問したことがある人は、よくご存知でしょう。また、ご存命中の師に、お会いになった方も多いことでしょう。

 彼は、1879年7月15日、中部イタリアで生まれました。1882年、3歳にも満たない彼は、町を訪れた聖徳の誉れ高い有名なドン・ボスコに会わせようと、お母さんが連れて行った話は有名です。1895年、サレジオ会に入会。1905年、司祭叙階。

 1925年、46歳の時、日本に宣教師として来日。
 これからの師の生涯は、波瀾万丈という言葉がふさわしく思えるほどです。コンサート活動で日本中の人々から絶賛を受ける一方、生活は貧しさと苦労の連続でもありました。

 戦前、戦中、戦後の苦労を体験し、サレジオ会を育てました。チマッティ神父の生涯は、そのままサレジオ会の歩みを印すものです。

 1965年、86歳の生涯を閉じ、天のみ国の門に招き入れられました。
 自然科学農学部の博士号、教育学博士号をもっているだけでなく、パルマ音楽院を卒業し、高等学校の音楽教師の資格、「コーラスのマエストロ」のディプロマも持っていた、やさしく、慈父のようなチマッティ神父の謙虚な生き方は、読者の心を魅了することでしょう。

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