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聖人カレンダー
1月7日 聖ライムンド(ペニャフォルトの)司祭
1175年ごろ-1275年
ライムンドは、スペインのカタロニア州ペニャフォルで生まれた。バルセロナで勉学を始め、イタリアのボローニャ大学で民法と教会法を学んだ。1220年に卒業し、同大学で教鞭を取ったが、2年後にドミニコ会に入会した。祈りと修行に励み、修練期を終えてからは、説教と宣教活動を熱心に行った。
当時、スペインはイスラムの脅威にさらされており、ライムンドはキリスト教の擁護とイスラムの人々の改宗に努めた。1230年に、教皇グリゴリオ9世はライムンドをローマに招き、教皇付司祭に任命し、教会法の権威者である彼に「グラティアーヌス教令集」を編纂させた。以後、それは教会法の最初の完成本として高く評価された。
その後ライムンドはスペインに戻り、1238年にドミニコ会の総長に選ばれ、会の刷新に貢献し、会憲を整えた。2年後、総長職を退いてからは、ユダヤ教徒、イスラムへの宣教に身をささげた。
ライムンドは教会法、教会学者の守護の聖人とされている。