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聖人カレンダー

4月19日 聖エテルドレダ

630年-679年

 エテルドレダは、ノーサンブリアのアンナ王の王女として生まれた。15歳のとき結婚するが、夫に先立たれ、すぐ政略のために再婚させられた。しかし、かねてから彼女は修道生活をしたいという望みをもち続けていたので、夫婦生活もないまま、純潔を守りとおし、とうとう12年目に夫からも理解されて結婚が無効とされた。

 672年に、エテルドレダはエテエリ島に女子と男子の修道院を創立し、院長として2つの修道院を治めた。修道女となってからは貧しさに徹し、つつましい衣服を着け、病気のときを除いては、日に1度だけの食事をした。

 彼女が亡くなったとき、一時の虚栄心の償いのしるしとしてできたといわれる首の腫瘍が、没後16年たって、棺を開いたときにはすっかり治っていたと伝えられる。そのため、エテルドレダは、のどや首の病気で苦しむ人々の守護の聖人として知られ、イギリスでも有名な聖人として親しまれ、聖オードレーとも呼ばれている。






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