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ハト(平和のシンボルとしての)

ハト

平和のシンボルとして、ハトがオリーブの枝をくちばしにくわえて飛んでいる図がよく使われていますが、これは、聖書に由来しているシンボルです。

旧約聖書の創世記6章~9章に、ノアの洪水の物語が書かれています。ハトに関連しているところは、特に8章8~12節です。洪水がひいてオリーブの枝をくわえて、箱舟に戻ってきたハトは、神の罰である洪水が終わったことを示していました。

この後、大地に降り立ったノアは、神である主に祭壇を築き、ささげものをしました。主は「もう二度と人に対して大地を呪うことはしない」と約束してくださいました。

そして、神はノアとの契約のしるしとして、大空に虹をかけ、ノアに祝福を与えられました。

このため、オリーブの枝を持つハトは、神と人間の和解のシンボル、人間が神との和解によって得た平和な世界を共に築いていく平和を象徴するシンボルとなったのです。


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