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レビ人

新約聖書では、「善きサマリア人のたとえ話」の中で、レビ人が登場していますが、この名の由来は、旧約聖書の太祖ヤコブにまでさかのぼります。

レビは、ヤコブとレアとの間に生まれた子どもの名前です。ヤコブの12人の子どもが、それぞれ、イスラエルの12部族を形成しました。

レビ族は、最初、祭司の部族でした。そのため、レビ人と祭司ということばは、同じ意味で使われていました。

しかし、後に、祭司はアロンの直系に限定されるようになったため、他のレビの部族は「レビ人」と呼ばれ、祭司と区別されるようになりました。こうして、「レビ人」は、祭司の下働きをする階級となりました。

具体的には、神殿の門の見張り役や、神殿の建物の維持管理にかかわった仕事をしていました。

彼らの多くは、低い賃金で生活しなければならず、貧しい生活をしていました。


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