homeキリシタンゆかりの地をたずねてゆかりの地一覧 > 中江ノ島

キリシタンゆかりの地をたずねて

長崎県 平戸市生月町

ゆかりの地

物語

中江ノ島


中江ノ島
中江ノ島

黒瀬の辻から沖合に見える小さな島が中江ノ島です。この島は、生月隠れカクレキリシタンの聖地とされている島です。

 1622(元和8)年、田平の焼罪(やいざ)でカミロ・コンスタンツォ神父が殉教しました。カミロ神父に宿を貸したヨハネ坂本左衛門と、船を用意したダミヤン出口は、中江ノ島で処刑されました。その後もカミロ神父を援助した生月のキリシタンたちが、異教徒に荷担したという罪で、この島で次々と処刑され殉教していきました。

 この殉教は、キリシタンたちのあいだで子から孫へと伝承されました。そして、この島そのものが生月キリシタンの信仰の対象となり、聖水を取る「お水取り」の行事が行われています。


  • 住所:平戸市
  • アクセス:薄香港から船で15分

●関連記事:


▲ページのトップへ