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キリシタンゆかりの地をたずねて

徳島県 板野郡

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大坂口御番所跡(板野町指定 史跡)


大坂口御番所跡

阿波と讃岐を結ぶ大坂にあった関所跡です。ディオゴ結城神父が捕らえられた大坂峠の登り口にあたります。

 1585(天正13)年に、徳島藩祖蜂須賀家政によってここに御番所が設けられました。村瀬、久次米(くじめ)の両家がこの御番所を預かりました。現在も両家は、御番所跡のこの地に住んでいます。

 大坂口御番所跡にある案内板には、当時のキリシタン弾圧の様子がうかがえる「入邪宗門」の取り締まりについて書かれています。

入邪宗門(いりじゃしゅうもん)に出百姓(でひゃくしょう)

江戸幕府の設置した、江戸周辺の関所では「入鉄砲(いりでっぽう)に出女(でおんな)」の取り締まりを目的にしていましたが、阿波国に設けられた番所では、主に「入邪宗門に出百姓」の取り締まりを行っていました。番所では、キリシタン禁制の高札を揚げるとともに、キリストの像を通行人に踏ませるなどしてキリシタン(邪宗門)の入国の取り締まりを行っていました。

大坂口御番所跡 案内板 大坂口御番所跡 案内板


  • 住所:徳島県板野郡板野町大坂字ハリ71-1
  • アクセス:JR高徳線「阿波大宮駅」駅下車 徒歩15分
  • 開館日時:日曜 10:00~16:00
  • 休館日:12月28日~1月3日

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