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マルコで祈る

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小花



今の時代の者たちには、けっしてしるしは与えられない

マルコ8.12


イエスという恵みのほかに、
神は何も話すこと、
与えることはない。
イエスのパンの中に、
神は自分自身をわたしたちに与えられたからである。
これこそ、
神の究極のおこないであり、
神の愛という神秘のすべてをわたしたちに現す。
ほかのしるしはどれでも、
このことを指し示すものであり、
その意味もこのことの中にある。

わたしたちにほかのしるしが与えられることはありえない。
しるしが指し示すものが来れば、
どのしるしでも姿を消すからである。
目的の町に到着すれば道路地図はいらなくなる。
町に着くまでの道案内だからである。

だから、
今必要なのは、
わたしたちの目を開くことだけだ。
イエスはわたしたちを、
段階を追っていやしていき、
もう一度繰り返す(10・46以下)

イエスは忍耐強く、
その善意は限りがない。
何度も教え、
パンを与える。
他方、
わたしたちの悪意や抵抗には限界がある。
やがて疲れてしまうからだ。



『思い起こし、物語れ』上 より


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