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マルコで祈る

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青い花



荒れ野に送り出した

マルコ1.12


わたしたちも洗礼を受けて、イエスの霊に促され、
エジプトから送り出され、荒れ野へと、
つまり、奴隷状態から神の子としての
満ち満ちた自由に向かって、導かれた。


荒れ野とは自由の場であり、また誘惑の場である。
神の忠実が現れる場であり、
またわたしたちの疑いが表に出る場でもある。

互いに愛し合うとともに、互いに争い合う場、
歩み続けるとともに、脱落する場でもある。

荒れ野は人間のあり方を読み解く暗号と言ってもいい。
神の恵みとわたしたちの裏切りとがせめぎ合う場所だからだ。

だがそこにわたしたちを守る雲、導いてくれる火の柱、
養ってくれるマナ、渇きをうるおす水、
照らし生かす神のみ言葉も与えられ、わたしたちは喜ぶ。

だから荒れ野は神が人間を造る試練の場なのだ。
あらゆるものから切り離されて、何もじゃまされず、
人間は生命か死か、不信か信頼か、
自己の暗い影か神の約束かのいずれかを選ぶように迫られる。


『思い起こし、物語れ』上 より


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