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ゆるしへの道~ルワンダ虐殺から射してくる、ひとすじの光~

『ゆるしへの道』表紙

  • 著者:イマキュレー・イリバギザ スティーヴ・アーウィン
  • 訳者:原田 葉子
  • 定価:本体1,400円+税
  • 四六判 並製  302ページ
  • ISBN978-4-7896-0721-6  C0098



1994年4月に始まった、ルワンダのツチ族とフツ族の争い、そして大虐殺。
 この憎しみの嵐が吹き荒れるルワンダで、小さなトイレに身を隠して約100日間、奇跡的に生き延びたツチ族の1人の若い女性イマキュレーの個人史です。

 しかし、単なる個人史ではなく、彼女の信仰の歩み、いかに神が彼女の祈りにこたえ、それに導かれて歩んだ歴史といえるでしょう。

 虐殺で父も母も兄弟たちも親戚の人々も失った彼女が、苦しさの中で神と必死になって出会い、殺した人をゆるすという恵みをいただきました。その「ゆるす」ことをとおして、心に受けたひどい傷は、徐々にいやされていき、今、自分が生かされている意味を見つけることができました。

 このように書くと、固い本のように思われるかもしれませんが、昔、「事実は小説よりも奇なり」という言葉がありましたが、まさに、この言葉が真実だということを、読者の皆様は、お感じになることでしょう。
 そして、生活に密着した祈りとはこんな祈りなのだ、ということがおわかりになることでしょう。

 同時に、ルワンダのあの大虐殺の中にあっても、神は小さなものと共におられたということに気づくでしょう。

 本書は、「神様はほんとにいらっしゃるの? 」「祈りにどんな価値があるの? 」と苦しみの中から心に感じておられる、すべての皆様にぜひ、お勧めいたします。

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