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SIGNIS JAPAN で、Sr.白井追悼の祈り

2010/12/29


女子パウロ会の会員、Sr.白井が亡くなってから10年が経ちます。アメリカ合衆国の女子パウロ会で修練期を追え初誓願を立てたSr.白井は、帰国して使徒職を果たした後、今度はイギリスなどでメディアの勉強をしました。その後日本に帰り、視聴覚部の部長として、カセットテープやスライドの時代から、いろいろなメディアによる作品を企画してきました。映画「マザー・テレサとその世界」をはじめ、コルベ神父やダミアン神父の生涯を描いた映画、教皇ヨハネ・パウロ2世の日本訪問の記録映画、またたくさんのCDを出し、教会でのコンサートを企画しました。企画・制作だけでなく、メディア・リテラシーの講義も行い、神学生やシスターたちを指導してきました。

追悼の祈り

ボストンの修道院で、修練期を一緒に過ごした仲間たちと、
誓願宣立25周年を祝う (前列左)

 

「マザー・テレサとその世界」を撮影したことがきっかけとなり、マザー・テレサと親交を深めました。マザー・テレサが来日したとき、また、神の愛の宣教者会のシスターたちが日本支部を創設したときもお世話をしました。

     マザー・テレサを最初に日本に知らせたシスター白井

その一方で、視聴覚メディアに携わっている人々の集いであるOCICに参加し、OCIC・JAPANの会長、OCIC・ASIAの役員、そしてOCIC・WORDの顧問になり、世界の各地を訪れて活躍しました。しかし、2000年8月14日、コルベ神父を記念する日に54歳の若さでこの世を去りました。

インターネットの登場により視聴覚と電波による宣教の働きを区別することができない時代となると、OCICはUNDAと統合して“SIGNIS”と名称を変えました。

今年没後10年を迎え、12月15日(水)にカトリック多摩教会で行われたSIGNIS JAPANの定例会の中で、Sr.白井追悼の祈りを行いました。追悼の祈りを行うということを海外にお知らせしたところ、SIGNIS WORDの会長、SIGNIS ASIAの会長、またSr.白井と一緒に仕事をした台湾のFr.ジェリーからのメッセージが届きました。

追悼の祈り 追悼の祈り
祈る晴佐久神父 千葉会長より感謝状が渡される
 

メンバーは聖堂に集まり、追悼の祈りは晴佐久神父の祈りで始まりました。晴佐久神父はOCICでSr.白井と一緒に活動をしてきました。SIGNIS WORD会長、SIGNIS ASIA会長、Fr.ジェリーのメッセージが朗読され、長年のSr.白井の働きに感謝して、SIGNIS JAPANの千葉会長から感謝状贈呈が送られ、女子パウロ会のシスターが代理で受け取りました。

Sr.白井が亡くなってからメンバーもだいぶ替わりましたが、今頃Sr.白井は天国からSIGNIS JAPANのことを見守っていることでしょう。日本のSIGNISは小さな団体ですが、これからも上映会やインターネットセミナー、また新たに始まる活動を通して、日本の人々に福音を宣教していくことができますように。

追悼の祈り
SIGNIS JAPANのメンバー

SIGNIS JAPAN(カトリックメディア協議会)のサイト
     http://signis-japan.org/


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