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新世紀ルーツへの巡礼

目次

福者ヤコブ・アルベリオーネ神父を訪ねて

9) ナルツォーレ 聖ベルナルド教会

 → 1) ヤコブ・アルベリオーネ、神父となる

ケラスコの畑道

アルベリオーネ神父は、1907年6月、レ司教によって叙階されました。
 司祭となったアルベリオーネ神父は、1908年にクネオ県ナルツォーレ村の聖ベルナルド教会に赴任し、9カ月の間小教区の司牧にたずさわりました。

はここで、最初に彼に従った少年ジュゼッペ・ジャッカルド(後のティモテオ・ジャッカルド神父)と出会います。

聖堂脇にあるティモテオ・ジャッカルド神父の像
聖堂脇にある
ティモテオ・ジャッカルド神父の像

私たちがこの教会を訪ねた時、ちょうど葬儀が行われていたため、私たちは、外からこの教会をながめながら、しばらく中に入るのを待つことになりました。そのおかげで、聖堂の向かって右側奥の方にあるジャッカルド神父の像を発見することができました。

ジャッカルドは、アルベリオーネ神父の影響もあって、アルバの神学校に入り、1919年には、聖パウロ会をつくるために集められた初期の少年たちの先生として入会しました。彼は「シニョール・マエストロ(敬うべき先生の意味)」と呼ばれ、修道会内外の人たちから深く愛され、尊敬されました。

しかし、ジャッカルド神父は、1948年1月24日、ローマで50代の若さで亡くなりました。教会は1989年に、彼を「福者」として認め、10月21日を記念日としました。

洗礼盤
洗礼盤

葬儀が終わり中に入ると、葬儀に参列した人たちが、まだたくさん祈っていましが、私たち東洋からの巡礼者を、快く迎え入れてくれたました。

私たちの「シニョール・マエストロ」ジャッカルド神父は、今もこの教会の人たちに愛されていることがよくわかります。

福者ティモテオ・ジャッカルド神父の洗礼の教会であるこの聖ベルナルド教会には、彼にささげられた脇祭壇があります。

聖母像

祭服姿のジャッカルド神父

この脇祭壇には、祭服姿のジャッカルド神父の絵があり、祭壇の横には、彼が愛した聖母の像が、彼を見守るかのように置かれていました。

正面祭壇

聖櫃

深い祈りが込められたこの教会の正面祭壇は、かわいらしい花で飾られ、その後ろにはイエスを抱きかかえた聖母マリアと聖人たちの聖画があります。

少年イエスス

聖母の画

また、ジャッカルド神父の脇祭壇の他に、少年イエスや聖母などの脇祭壇があり、天井や壁の絵、シンボルや聖人たちが描かれたステンドグラスもすばらしく美しい教会でした。

ステンドグラス

ステンドグラス

次回は、私たちの初代総長シスターテクラ・メルロの故郷、カスタニートをご紹介します。

◆福者ヤコブ・アルベリオーネ神父を訪ねて


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