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新世紀ルーツへの巡礼

目次

3-聖パウロ女子修道会

5)うれしいニュース

アルバの町パノラマ

アルベリオーネ神父は、スーザ訪問の時に、いつも大きなニュースを運んでくるのでした。アルバからのニュース。「アルバからだ」ということ自体が、彼女たちにはすでに大事なニュースでした。それは、ある時期に、アルバから他のところに移らなければならないのではないかと思われていたからです。

しかし、アルベリオーネ神父は、その仲間たちとアルバにいるのです。彼への教会内部の反対はまだ止んでいたわけではなかったのですが、彼に神が示される道を歩んでいるのです。ですから、彼女たちにとっては大事なニュースだったのです。アルベリオーネ神父は、知らせることのできることは、いつも彼女たちに知らせていました。

アルバでは、少女たちのグループが、アンジェラ・ラバッロの指導のもとで、女性らしい勤勉さで生き生きと印刷学校の世話をし、ここの生徒は着実に増えていっていました。

1921年の夏のニュースは、スーザにいるパウロの娘たちにとって、うれしいニュースでした。その前年、アルベリオーネ神父は、[siteurl=modules/roots/index.php?page=article&storyid=136]町はずれの農地を5ヘクタール買った[/siteurl]というのです。翌年8月には、5階建ての大きな建物ができ、そこにすぐに少年たちが入り、印刷工場もできたというのです。

将来、アルバ郊外の田園地帯に、使徒パウロにささげられた教会堂を中心とした「パウロの町」ができることになりますが、この建物はその一角になるはずでした。
 1922年の夏には、パウロ会に司祭が4人が誕生したのです。

シスター テクラ・メルロと他の少女たちが、スーザの夕方にアルバを思い出すとき、たくさんのことが思い出されたとはいえ、すべて小さなことばかりでした。小さな部屋、ひじとひじがぶつかり合うような仕事場、目立たないで黙々と暮らしていた小さなグループ……。

ところが、今はうれしいニュースが飛び込んだのです。何日かをアルバで過ごすように、という招待です。この招きを大喜びで受けた彼女たちは、家族を訪問したり、黙想会をしたり、たくさんの新しいことを見て、新しい息吹を深く吸いこんだのでした。

◆3--2 パウロの娘のその後


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