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新世紀ルーツへの巡礼

目次

新しいパウロ家族

1)「使徒の女王修道女会」の創立

「使徒の女王修道女会」最初の志願者たち
「使徒の女王修道女会」最初の志願者たち

「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい」(マルコ 16章15節)とのイエスのご命令、また、「収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい」(マタイ9章37~38節)とのイエス・キリストの言葉があります。

この主の命令にどう応じたらいいのでしょうか。この内側からの問いかけをアルベリオーネ神父は大切に心に抱き、時が訪れるのを待っていました。

ある日、自分の内側に起こっている望みをトレフォンターネにあるトラピスト会修道院長に打ち明けました。彼は、「一つの修道会のためではなく、教会のために召命について考え、呼びかけを感じている人のためにはこれを指導することを目的とする修道会を創立してはどうか」とアルベリオーネ神父を促しました。

新しい時代の新しい使徒、「時のしるし」に敏感であり、人間の根本にある召命を識別するための同伴の歩み……。これに全面的に身をささげる一つの修道会がパウロ家族の中に起こされました。

彼女たちは、1957年にパウロ家族の中の第4番目の女子修道会、召命の使徒職に献身する修道会としてアルベリオーネ神父によって創立されました。

使徒の女王修道女会の固有の使徒職は、教会の中で、司祭と修道者の召命を探し、導き、方向づけることです。「すべての使徒職のためにすべての召命を」、これが彼女たちのコンセプトです。

召命の問題は現実の緊迫した問題です。彼女たちは、召命のための展示会、集会、召命の日、三日間の企画、一週間の企画黙想会などを行いながら、さらに、出版物、フィルム、ラジオ、テレビ番組などを用いながら、召命について考え、祈る機会を提供し、人びとを導きます。彼女たちは、人びと、特に若い人たちに働きかけ、一人ひとりにいちばん適している修道会を紹介していきます。

刈り入れのために働く人びとが必要であることを考えると、教皇聖ピオ10世がおっしゃったとおり、召命の使徒職は「使徒職中の使徒職、業事中の事業」です。

アルベリオーネ神父は、「すべてのキリスト者は、全力を尽くして、すべての手段をもって、すべての召命のために、すべての使徒職のために働きます。すべてのキリスト者は、すべての未洗者のために、すべての熱心な人は、すべての無関心な人びとのために……すべて召された人は、その召命に応えるように。すべての司祭たちが聖となり、人びとが、彼らに聞き、救いに達するように……」と言っています。

アルベリオーネ神父が作った「召命のためのパウロ的奉献」をご紹介しましょう。
→ 召命のためのパウロ的奉献

◆8--2 新しいパウロ家族


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