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新世紀ルーツへの巡礼

目次

 新しい世紀に向かっての歩み

3) コンゴからのニュース

コンゴの会員

カリスマを深めるアニメーションをしている1991年、アフリカ ザイール(コンゴ民主共和国)では、人びとが難しい時を過ごしているとのニュースが入りました。

キサンガニの共同体の3人の会員は、ますます不安定で困難な状況になっていくため、イタリアに戻りました。

キンシャサにいる姉妹からは、数枚の手紙がローマに寄せられました。

◆ 私たちは元気でおります……いつもニュースには気を配っております。
この非常に危険な時、一方では、『恐れるな、わたしがあなたたちとともにいる』とのお約束をどんなに体験していることかと自問しております。
私たちの書院は何も変わっていませんが、今後どのようになるか……私たちの活動を再開できるかどうかわかりません……“金庫”は底をつきかけています。
とどまるか祖国に帰ることを願うか、各自が選ぶために共同体の出会いを行いました。今のところ誰も願い出ていません。
司教様方は、とどまるよう求めておられますが、大使館からは出発するよう求められております。そして、ある大使館は同国人を強制的に帰国させております。私たちは主のご保護を信じています……。

◆ 書院の中は、全部破壊されました。兵隊たちが木のドアに穴をあけましたので、本、ビデオ、カセット、ロザリオ、カウンター、水、洗面台、ベッド、椅子、つまりすべて……主とともにご聖櫃も。そして洗面台と一緒に、水道管も壊されて本が水に浮いてしまいました……。

◆ 書院で、唯一無傷で残ったのは、『恐れるな、わたしがあなたたちとともにいる』の書き文字です。

総長は、主がいのちを救ってくださったことを感謝し、これからの歩みのために祈りましょうと勧めています。

◆11-新しい世紀に向かっての歩み


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