home > 女子パウロ会とは > 新世紀ルーツへの巡礼 > 12-パウロ家族創立100周年 >

新世紀ルーツへの巡礼

目次

 パウロ家族は創立100周

 4)信仰の目で:創立者・アルベリオーネ神父の歩み2

「ステンドグラス」

アルバの神学校時代の体験、1900年12月31日から1901年1月1日にかけての夜、「世紀をわける夜」 のアルベリオーネ神父のあの体験を理解するためにも、彼のさまざまな体験の中に位置づけてみていく必要があります。

アルベリオーネ神父にとって「世紀をわける夜」は、実に激動の1年を生きた後の出来事であったはずです。

それを教会の出来事としてみるなら、大聖年の宣言から、聖年がまだ続いている時であることです。その年の終わりは教会の勧めにより、聖年が終了するミサがアルバの大聖堂で行われ、その後には聖体が献示され、聖体の前で祈るようにと人びとが招かれ、特に神学生たちは祈る許可が与えられていました。その祈りは朝方まで続けられ、朝には結びのミサが行われたのでした。

しかし、アルベリオーネ神父は、「真夜中の荘厳ミサに続いて、顕示された聖体のみ前で礼拝が行われた」と記し、ミサについての描写はなく、「世紀をわける夜」の出来事は、聖体訪問の時になされたように描かれています。アルベリオーネ神父自身の書からこの体験は、「聖体から受けた」神からの特別な恵み、神からの招きとして受け止めていることがわかります。

この激動ある時期、15歳から16歳であったアルベリオーネ神父自身の身には何が起こっていたのでしょうか。

彼は、ブラの神学校(トリノ教区)を退学しなければならなかったのでした。その後6カ月間を家で過ごした後、彼はブラでなく、アルバの神学校に戻ったのは、1900年10月のことでした。

そのわずか2カ月から3カ月後が、この「世紀をわける夜」の体験であり、「決定的な夜」というアルベリオーネ神父が呼んでいる体験です。

◆12-創立100周年に向かって


▲ページのトップへ