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ローマの街から…サン・ピエトロ大聖堂

2007/02/06

会議のためにイタリアの総本院に来ています。会議が始まる前に、サン・ピエトロに行ってきました。

サン・ピエトロを訪れたのは1月30日。とてもお天気のよい日で、春のような日差しでした。バスを降りて、回廊を抜け、広場に入ると……。「おや、あれは何だ?」広場の中央に小屋のようなものが建っていました。おまけにクリスマスツリーのようなキラキラしたもみの木が……。正面にまわってみると、なんとクリスマスの馬小屋でした。

★画像をクリックすると、大きいサイズで見ることができます。
回廊 広場   

「え? どうしてまだクリスマスなの?」と驚いてしまいました。というのは、馬小屋は「主の公現」の祭日(1/7)に片付けるからです。人々が集まるから、観光客を楽しませるためかしら……。でもね、世界の教会の模範たるべきバチカンで、そんなことがあるわけがない……と思いながら馬小屋を眺めました。

馬小屋
馬小屋 馬小屋   

良くできています。その規模は、やはり世界のバチカン! という感じです。馬小屋のマリア、ヨセフと三人の博士などは、等身大よりちょっと大きいサイズ、馬小屋の周囲のパレスチナの人々は、等身大です。そのまま家の中に入って、ちょっとお茶でも……と言うことができそうなほどリアル感がありました。案内の男性にたずねてみましたら、通常は1月いっぱいまで飾っているのだそうです。修道院に帰ってから、イタリア人のシスターにたずねましたら、昔は、「主の奉献」の祝日までが降誕祭だったとかで、そのなごりで、今も「主の奉献」の祝日まで馬小屋が飾られているのだそうです。その後サン・ピエトロには行っていないのですが、今はもう取り去られているはずです。

聖堂の中は、ローマンカラーの司祭や修道女、世界各地から来た人々で、あいかわらず、ににぎわいでした。師イエズス修道女会のシスターが聖体礼拝している脇の小聖堂でイエスさまにごあいさつし、ヨハネ23世教皇のご遺体の前で祈り、ペトロの足にさわってこれからの会議の日々をゆだねました。天蓋を仰いで、差し込む日差しをしばし眺め、正面の祭壇上の聖霊のハトを見て、地下のヨハネ・パウロ2世のお墓を目指しました。

ペトロ像の足 祭壇の天蓋   
ペトロ像の足 祭壇の天蓋
天蓋
天蓋

地下の教皇様たちのお墓に行くための道は、以前来たときは、確か聖堂内の蜘蛛の足の下から行ったように思ったのですが、今回は、正面から一旦外に出て、師イエズス修道女会の売店の前を通ってから地下に行くようになっていました。

パウロ6世、ヨハネ・パウロ1世、そして、ヨハネ・パウロ2世と進みました。地下は撮影禁止で、ご紹介できないのが残念ですが、ヨハネ・パウロ2世のお墓の前では、10人ほどが祈っていました。警備兼案内の紳士が立っていて、また、監視カメラも設置されていました。私たちも祈っている人々の仲間に入り祈りました。ここは不思議な空間です。去りがたいというか、いつもまでもここにいたいと言う感じです。ゆっくりとお祈りできるように、ベンチをいくつか置いてくださればいいのに……などと思いながら、サンピエトロを後にしました。

スイス兵 売店   
おなじみのスイス兵 売店の師イエズス修道女会のシスター

文頭の飾り次回は、街の様子をご紹介します。

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