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キリスト教@ワールドニュース

目次

2017年 1月16日(月)

  1. パレスチナのアッバス議長が教皇と会談、トランプ氏を警戒か
  2. 教皇、駐バチカン外交団との会見で北朝鮮核実験を批判
  3. 教皇、危険は承知だが「専用装甲車」での移動好まず
  4. バチカンとマルタ騎士団対立、人事めぐり教皇の指示拒否
  5. バチカンのマクドナルドがホームレスにハンバーガー提供へ
  6. 「イランの各宗派の信者は平等な権利を持つ」と国会議長
  7. 米教会銃乱射事件で黒人9人を殺害したD・ルーフ被告に死刑
  8. 北朝鮮軍内部でキリスト教信者6人摘発か
  9. マニラで黒いキリスト像巡行に150万人あまりが殺到
  10. 日系ブラジル人で初、赤嶺エンジ氏が大司教に
  11. 《メディア展望》

パレスチナのアッバス議長が教皇と会談、トランプ氏を警戒か

【CJC】
 パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス議長は1月14日、バチカン(ローマ教皇庁)で教皇フランシスコと約20分間会談した。世界各地のテロ・過激主義と闘う重要性や、イスラエルとの和平プロセスなどについて話し合った模様。
 バチカンは世界に約13億人の信徒を擁し、国際的な影響力が強い。パレスチナ自治政府としては、親イスラエル路線を取るドナルド・トランプ氏の米大統領就任を控え、バチカンとの関係強化によって、次期米政権の動きをけん制する思惑があったと見られる。
 バチカンは2014年にアッバス議長とイスラエルの故ペレス前大統領を招いて和平祈願の集いを開き、15年に「パレスチナ国家」を承認した。パレスチナ自治政府はバチカン駐在大使館の開設を進め14日、アッバス議長が会談後、大使館の開設式典に出席した。
 アッバス議長は記者団に、米国のトランプ次期政権下で懸念されている米大使館のテルアビブからエルサレムへの移転について、「和平への妨げになる」と改めて反対を表明した。
 トランプ氏は選挙戦で、エルサレムをイスラエルの首都と認め、米大使館を移すと述べている。イスラエルは占領地の東エルサレムを含めたエルサレム全域を「不可分の首都」とするが、米国や日本を含め多くの国はイスラエル最大の商業都市テルアビブに大使館を置いている。
 バチカンの声明によると、教皇と議長は会談の中で、紛争の「公正かつ永続的な解決」のため、イスラエルとパレスチナの直接交渉が早期に再開されるよう期待を表明。相互の信頼醸成と和平促進に向けた取り組みを国際社会が支援するよう呼びかけた。


教皇、駐バチカン外交団との会見で北朝鮮核実験を批判

【CJC】
教皇フランシスコは1月9日、新年にあたってバチカン(ローマ教皇庁)駐在の各国外交団と会見した。教皇は席上、北朝鮮による核実験について「地域全体を不安定化させ、新たな核軍拡競争に関する懸念を国際社会に生じさせる」と批判した。
 その上で、バチカンとして、国際会議の場を利用し、核兵器の廃絶に向けた「平和と安全のための倫理」の確立を訴えていく考えを示した。
 また、世界の各宗教の指導者に対して「何人も神の名の下に人を殺すことはできない」と反テロで声をそろえるよう呼びかけた。


教皇、危険は承知だが「専用装甲車」での移動好まず

【CJC】
教皇フランシスコは、自分が攻撃の標的となる可能性があることを理解しているとしながらも、人々の近くにいたいとして今後も装甲車や厳重な警備を伴わずに移動するとの意向であることが1月9日からイタリアで発売される新刊書『途上で』(仮題・ピエンメ社)で明らかになった。
 歴代の教皇は「ポープモービル」と呼ばれる専用車やリムジンを使用したのと異なり、フランシスコ教皇は海外での移動時に一般車両を使用している。
 教皇は、バチカン専門記者のアンドレア・トルニエリ氏が著した同書で、「危険は承知している。無謀かもしれないが、自分についてはまったく恐れていない。ただ、同行する人々と、何よりも数々の訪問国で出会う人々の安全は絶えず心配だ。常軌を逸した人間による無分別な行為の危険は常にある。だが、主はいつも共におられる」と述べている。
 2013年の就任以来、教皇はイタリア内のランペドゥサ島訪問から始まって、16年のスウェーデン訪問まで17回海外に渡航し、25カ国以上を訪問した。今年2017年は、ポルトガル、インド・バングラデシュと、2回の海外渡航が予定されている。


バチカンとマルタ騎士団対立、人事めぐり教皇の指示拒否

【CJC】
11世紀に設立され、現在は慈善活動を行っているカトリック修道会『マルタ騎士団』が、コンドーム使用の容認問題をめぐって幹部を解任したことで、教皇フランシスコが指示した調査を拒否する事態になっている。ロイター通信が報じた。
 『マルタ騎士団』は、キリスト教巡礼者に保護と医療を提供する目的で設立され、現在は主権実態を持つ組織として活動している。ローマに治外法権を持ち、100以上の国および欧州連合(EU)と外交関係を結ぶとともに、国連にオブザーバーとして参加している。また世界120カ国で慈善、病院運営、災害救助の活動を展開し、全会員がローマ教皇に忠誠を誓っている。
 昨2016年12月6日、グランドチャンセラー(外務総官)だったアルプレヒト・フライヘル・フォン・ベーゼラガー氏がミャンマーでコンドームの使用を容認したとして、マシュー・フェスティング総長が解任に踏み切ったことから事態が紛糾した。
 教皇は解任されたベーゼラガー氏の擁護に回り、内紛解決のための対話を求めるとともに、状況を調査するため5人の委員を指名した。
 騎士団側は先月、解任は内部人事との見解をバチカンに通知。1月10日には、バチカンによる調査は違法のため協力を拒否するとの声明を発表した。
 カトリック教会は、産児制限にコンドーム使用を認めていないが、フランシスコ教皇は信徒に「文化戦争」を避けるよう呼びかけ、すべての決まりを守れない人々に対して慈悲を示すよう求めている。


バチカンのマクドナルドがホームレスにハンバーガー提供へ

【CJC】
バチカン(ローマ教皇庁)のサンピエトロ広場にほど近い場所にオープンし物議を醸していた米ファストフード大手『マクドナルド』の店舗が、慈善活動を行う地元NGO『メディチナ・ソチャーレ』のアイデアにより、ホームレスの人々にハンバーガーの提供を開始することになった。同NGOの広報担当が1月12日、明らかにした。
 同NGOは、マクドナルドの出店に対し枢機卿らが抗議したことが昨年12月末にメディアで話題になった後、マクドナルド側に接触。「1日もたたないうちに」計画に賛同する返事が来たという。
 同NGOのボランティアによって、毎週月曜の昼食時にバチカン市国の内側と周辺で、ダブルチーズバーガーとリンゴ1個、水入りボトルのランチセットが、ホームレスの人々に配られる予定。初めは50食分を準備するが、最大「1000食分まで増やせる」という。


「イランの各宗派の信者は平等な権利を持つ」と国会議長

【CJC】
イランのニュースサイト『PARSトゥデー』によると、アリー・ラーリージャーニー国会(イスラーム諮問評議会)議長が、各宗教の信者に対する差別は憲法上は存在しないと語った。
 ラーリージャーニー議長は1月4日、国会で、イランのアッシリア教会、アルメニア教会の代表と会談し、「イランの憲法において、すべての宗教の信者は平等な権利を有している」と語った。
 議長はまた、西暦の新年に際し、祝辞を述べ、「預言者イエス・キリストは、他の神の預言者たちと同様、平和と友好のメッセージを伝え、人々の間で、公正を確立し、愛情や幸福をもたらすという預言者キリストの行動様式は人類の模範となるべきだ」と述べた。


米教会銃乱射事件で黒人9人を殺害したD・ルーフ被告に死刑

【CJC】
米サウスカロライナ州チャールストンの教会で2015年6月17日、黒人の男女9人を殺害した銃乱射事件で、同州の連邦裁判所の陪審員は白人のディラン・ルーフ被告(22)に死刑を言い渡した。
 ルーフ被告はヘイトクライム(憎悪犯罪)、信教の自由に対する妨害など33の罪で有罪となり、そのうち17の罪で死刑相当となった。
 米ニュースサイト『ハフィントン・ポスト』によると、犯行当時21歳だった白人のルーフ被告は、黒人の信徒が集まる『エマニュエル・アフリカン・メソジスト・エピスコパル教会』で聖書勉強会が開かれていたとき、教会内に足を踏み入れた。信者たちが集まっている席に着席してから、銃を取り出し、突然銃を乱射した。
 殺害されたのは、信徒8人と教会のクレメンタ・ピンクニー牧師。
 検察官は、ルーフ被告に死刑を宣告するように陪審員に訴えた。もし陪審員が全会一致で死刑にならない場合は、自動的に終身刑になっていた。
 最終弁論の冒頭、ルーフ被告は「心理学的に言って、おかしなことは何もない」と言った。「私の冒頭陳述はちょっと場違いのように思える」と、ルーフ被告は陪審員に語った。「ウソをつくつもりはない。私がそうすべきではないという人がいるだろうし、おそらくこれまでいた人たちよりも、私はずっときまりの悪い思いをしている。それ以外何もない」「私は有罪だ。誰が見たって有罪だ」と、ルーフ被告は語った
 ルーフ被告は捜査官に、「白人が二級市民になり、白人女性が日常的に黒人男性にレイプされていると信じていたから、9人の無実の人たちを殺害した」と語った。
 量刑言い渡しの最終弁論の終了間際、ルーフ被告は「やらなければならないと感じた。今でもそう感じている」と、自身の銃撃を正当化した。


北朝鮮軍内部でキリスト教信者6人摘発か

【CJC】
北朝鮮専門のニュースサイト『デイリーNK』によると、北朝鮮にもキリスト教信者がおり、地下教会も存在、さらに朝鮮人民軍(北朝鮮軍)内部にも、キリスト教信者がいたことが確認された。
 韓国紙『朝鮮日報』系のケーブルテレビ『TV朝鮮』が、北朝鮮民主化運動組織の「朝鮮改革開放委員会」から入手したとして公開した、平安南道・南浦(ナムポ)市にある朝鮮人民軍烽火山(ポンファサン)235軍部隊の内部資料によって明らかになった。
 米国務省は、北朝鮮を2001年から15年連続で「宗教弾圧が特に懸念される国」に指定し、宗教指導者や信者に対する死刑や拷問を行っていると指摘している。


マニラで黒いキリスト像巡行に150万人あまりが殺到

【CJC】
米メディア『CNN』によると、フィリピンの首都マニラで1月8日から9日にかけて、カトリック教徒が「ブラック・ナザレ」と呼ばれる黒いキリスト像をかついで市内を練り歩く行事が行われた。
 毎年恒例の行事で、この像に触れると病気が治るなどの「ご利益」があるといわれている。
 キリスト像は8日に市内のキアポ教会を出発。6・9キロの距離を22時間かけて進み、9日午前3時半頃に同教会へ戻った。気温が32度にも達する猛暑の中、沿道には多くの信者らが殺到した。
 フィリピンのカトリック司教協議会は8日、1800万人の人出が予想されると述べていた。警察の発表によると、実際に集まったのは150万人前後とみられる。
 「ブラック・ナザレ」は木でできた等身大の像で、1606年にメキシコから渡来した。1767年にキアポ教会へ運び込まれた時、多くの信者らがその後を歩いたのが行事の始まり。411回目を迎える今年も奇跡を求める人々がはだしで像を追いかけた。目立ったトラブルがなかったものの、高血圧やめまいなどの軽い症状で1300人余りが赤十字の手当を受けた。


日系ブラジル人で初、赤嶺エンジ氏が大司教に

【CJC】
沖縄系三世の赤嶺エンジ氏(54、洗礼名ジュリオ)が、教皇フランシスコからサンパウロ州ソロカバ市の大司教に昨2016年12月28日任命された。ブラジル初の日系大司教。就任式は2月25日午前10時から、ソロカバ大聖堂で行われる。現地邦字紙『ニッケイ新聞』が報じた。
 赤嶺氏は1962年サンパウロ州マリリア司教区のガルサ市生まれ。父の祖父母は沖縄、母は熊本出身。パラナ州クリチバ市のカトリック大学(PUC)で哲学を専攻し、同市の教育機関『スタジアム・テオロジカム』で神学を学んだ。
 1979年司祭叙階。95年、ローマのグレゴリアン大学で神学修士号、2005年に同大で組織神学博士号を取得した。
 11年、サンパウロ市大司教区が統括する6教会管区の一つであるラパ教会の補佐司教に日系人で初めて任命された。
 日伯司牧協会の元会長・松尾繁詞司祭(83、長崎)は日系大司教誕生について、「私たち日系人の理解者、また文化等の隔たりの橋渡し役になってもらえるのでは。才能ある日系人が増えており、今後の活躍が楽しみ」と語っている。



《メディア展望》

各紙は年末・年始特別態勢で、今信は休みます。
  • カトリック新聞(1月15日)http://www.cwjpn.com
  • ★子どもたちを守って=教皇 全世界の司教に手紙=幼子殉教者の祝日に
    ★教皇=紛争の国に平和を=クリスマスメッセージで強調
    ★ローマ教皇庁の改革=“化粧”ではなく回心
    ★中国の教会=全国代表会議終わる=ミサなし 共同司式回避か
    ★「カリタス南相馬」落成=被災地に寄り添う拠点として

  • キリスト新聞(年末年始特別発行態勢)http://www.kirishin.com

  • クリスチャン新聞(1月15日・休刊)http://クリスチャン新聞.com


情報元「(C)世界キリスト教情報サービス」

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