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教会カレンダー

年間第7月曜日

第1朗読 ヤコブの手紙 3章13~18節

福音朗読 マルコによる福音書 9章14~29節

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第1朗読 ヤコブの手紙 3章13~18節

(愛する皆さん、)あなたがたの中で、知恵があり分別があるのはだれか。
その人は、知恵にふさわしい柔和な行いを、立派な生き方によって示しなさい。

しかし、あなたがたは、内心ねたみ深く利己的であるなら、自慢したり、真理に逆らってうそをついたりしてはなりません。
そのような知恵は、上から出たものではなく、地上のもの、この世のもの、悪魔から出たものです。
ねたみや利己心のあるところには、混乱やあらゆる悪い行いがあるからです。

上から出た知恵は、何よりもまず、純真で、更に、温和で、優しく、従順なものです。
憐れみと良い実に満ちています。
偏見はなく、偽善的でもありません。
義の実は、平和を実現する人たちによって、平和のうちに蒔かれるのです。

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福音朗読 マルコによる福音書 9章14~29節

(そのとき、イエスは三人の弟子と共に山を下りて、)ほかの弟子たちのところに来てみると、彼らは大勢の群衆に取り囲まれて、律法学者たちと議論していた。
群衆は皆、イエスを見つけて非常に驚き駆け寄って来て挨拶した。

イエスが、「何を議論しているのか」とお尋ねになると、群衆の中のある者が答えた。
「先生、息子をおそばに連れて参りました。この子は霊に取りつかれて、ものが言えません。霊がこの子に取りつくと、所かまわず地面に引き倒すのです。すると、この子は口から泡を出し、歯ぎしりして体をこわばらせてしまいます。この霊を追い出してくださるようにお弟子たちに申しましたが、できませんでした。」

イエスはお答えになった。
「なんと信仰のない時代なのか。いつまでわたしはあなたがたと共にいられようか。いつまで、あなたがたに我慢しなければならないのか。その子をわたしのところに連れて来なさい。」

人々は息子をイエスのところに連れて来た。
霊は、イエスを見ると、すぐにその子を引きつけさせた。その子は地面に倒れ、転び回って泡を吹いた。
イエスは父親に、「このようになったのは、いつごろからか」とお尋ねになった。
父親は言った。「幼い時からです。霊は息子を殺そうとして、もう何度も火の中や水の中に投げ込みました。おできになるなら、わたしどもを憐れんでお助けください。」

イエスは言われた。「『できれば』と言うか。信じる者には何でもできる。」
その子の父親はすぐに叫んだ。「信じます。信仰のないわたしをお助けください。」

イエスは、群衆が走り寄って来るのを見ると、汚れた霊をお叱りになった。
「ものも言わせず、耳も聞こえさせない霊、わたしの命令だ。この子から出て行け。二度とこの子の中に入るな。」
すると、霊は叫び声をあげ、ひどく引きつけさせて出て行った。その子は死んだようになったので、多くの者が、「死んでしまった」と言った。
しかし、イエスが手を取って起こされると、立ち上がった。
イエスが家の中に入られると、弟子たちはひそかに、「なぜ、わたしたちはあの霊を追い出せなかったのでしょうか」と尋ねた。
イエスは、「この種のものは、祈りによらなければ決して追い出すことはできないのだ」と言われた。

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