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キリスト教@ワールドニュース

目次

2020年 2月17日(月)

  1. 中国とバチカンが初の外相会談、対話継続の意欲確認
  2. 教皇、「アマゾン・シノドス」後の使徒的勧告発表
  3. 教皇の既婚司祭認めない判断、アマゾン地域は今後も求める決意
  4. シンガポールで新たに8人の感染確認、5人は教会で
  5. 春学期でコンコーディア大学ポートランド校閉鎖
  6. 《メディア展望》

中国とバチカンが初の外相会談、対話継続の意欲確認

【CJC】
 バチカン(ローマ教皇庁)国務省外務局長(外相に相当)のポール・リチャード・ギャラガー大司教と中国の王毅国務委員兼外相が2月14日に独ミュンヘンで会談した。
 共産党機関紙『人民日報』は、両外相が新型コロナウイルスの流行に中国が取っている対応について話し合い、両国の外相会談は今回が初めてと伝えた。
 バチカンのネットメディア『バチカン・ニュース』によると、外相会談はドイツで開催されているミュンヘン安全保障会議に合わせて行われた。2018年の司祭任命に関する暫定合意の重要性が焦点となり、双方は対話継続の意欲を確認した。ギャラガー氏は、中国の新型コロナウイルス封じ込めの努力をバチカン側がたたえたことを伝えた。
 中国とバチカンは1951年に断交。中国は、政府公認のキリスト教団体を通じて独自に司教を任命し、バチカンと対立してきたが、教皇フランシスコは中国との関係改善に強い意欲を示していた。


教皇、「アマゾン・シノドス」後の使徒的勧告発表

【CJC】
「アマゾン・シノドス」後の教皇フランシスコの使徒的勧告「ケリーダ・アマゾニア」が2月12日、発表された。
 バチカン(ローマ教皇庁)で、2019年10月6日から27日まで、「アマゾン、教会と統合的エコロジーのための新たな歩み」をテーマに、「アマゾン周辺地域のための特別シノドス(世界代表司教会議)」が行われた。
 このたびの教皇の使徒的勧告は、このシノドスの成果を受け、福音宣教、環境保護、貧しい人々への配慮などにおける、新たな歩みの指針を示すもの。
 「ケリーダ・アマゾニア(愛するアマゾン)- 神の民とすべての善意の人々に」と題されたこの文書(原文はスペイン語)を通し、教皇は宣教への新しい情熱を願うと共に、教会共同体の信徒たちの役割を励ました。
 教皇は使徒的勧告の中でカトリック教徒らに対し、違法な採掘と森林伐採によるアマゾンでの環境破壊や先住民の搾取に「憤りを感じる」よう呼び掛けたが、既婚男性が司祭になることには言及しなかった。
 教皇は代わりに宣教師の増員や現地にいる女性・一般市民が担う役割の拡大を強く訴え、アマゾンの諸文化とよりよい交流を実現するため、司祭らの研修増加も求めた。
 教皇は、任意の独身制が認められるべきとは思わないとする一方、一部の「遠隔地での可能性」を容認する姿勢を示し、アマゾンを例外として認めるのではないかとの臆測が出ていた。
 既婚司祭をめぐっては、遠隔地でミサを行うことができる司祭の増加を目的としてアマゾン地域の司祭たちがシノドスで提案し、議論された。
 しかしカトリック教会内の伝統を重視する勢力は強く反発した。例外を設けることで、司祭独身制が全面的に廃止される道が開かれるのでは、と不安視していた。


教皇の既婚司祭認めない判断、アマゾン地域は今後も求める決意

【CJC】
教皇フランシスコが2月12日、使徒的勧告「ケリーダ・アマゾニア」を発表した際、既婚男性の司祭叙任について言及しない形で否定姿勢を表明したが、アマゾン地域のカトリック教徒は、今後も同地域で既婚男性がミサを司ることを認めるよう求め続けていく姿勢を示している。
 ブラジル、ペルー、コロンビアなどアマゾン地域のカトリック教会は福音派と競い合っており司祭不足に見舞われている。この問題に対応するため、昨年10月に開かれた「アマゾン周辺地域のための特別シノドス(世界代表司教会議)」で、地域内に限って司祭を補佐する助祭を既婚男性が務める案を提出、賛成128票、反対41票で採択されていた。
 使徒的勧告はカトリックの信仰を指導・促進するもので、教理を定義するものではない。アマゾン地域では失望よりも今後の方針転換に希望をつなぐ声があがった。
 シノドスに参加した司教の1人は、これが最終決定ではないと信じているとし、「扉はまだ開かれている。教皇は熟考を促している。この提案は進行中だ」とロイター通信にに語った。また別の司教も今後も訴えを続けていく決意を示した。


シンガポールで新たに8人の感染確認、5人は教会で

【CJC】
シンガポールのビジネス情報サイト『エイシアX』によると、新型コロナウイルスの感染者が2月13日、新たに8人確認された。全員が国立感染病センターに収容された。
 そのうち5人はグレース・アセンブリー・オブ・ゴッド教会での感染だった。1人はウィルソン・テオ上級牧師、1人はシンガポール国立大学(NUS)デザイン・環境学院教授が含まれている。
 グレース・アセンブリー教会では2週間、すべての活動を停止する。NUSデザイン・環境学院ではすべての授業をオンラインで行い、試験、会議、交流行事など団体での活動を当面中止する。
 先に感染者群発地域に指定されたのは漢方薬店のヨンタイハン(永泰行)、グランド・ハイアット・シンガポール、とパヤレバのライフ・チャーチ・アンド・ミッションズ教会だった。


春学期でコンコーディア大学ポートランド校閉鎖

【CJC】
米国で厳しさを増す、大学特にキリスト教大学が直面する存続の危機がまた一つ顕在化した。創立115年の米ルーテル派系コンコーディア大学ポートランド校(オレゴン州)がこの春学期を最後に4月25日閉鎖する。負債が山積している実情では、他に選択の道はなかったと見られる。
 「全ての選択肢について祈り検討した結果、現在と将来予測される在学生数と財源では、大学がその使命を果たし続けることは不可能と判断した」と、トム・ライズ理事長代行は2月10日、ビデオで明らかにした声明で述べている。
 約10ヘクタールのキャンパスは売却予定。学生の転校には援助するという。
 一方、現地紙オレゴニアンは17日、1人の学生が、大学を訴えた、と報じている。
学生たちが2020年春の学期に授業料を納入する前に、大学は財政的な問題を明らかにすべきだった、と主張している。
 東京・三鷹のルーテル学院大学は、シカゴ・ルーテル神学校(1975年)に次いで、セント・オラフ大学と共に1990年、海外協定校としている。



《メディア展望》

  • カトリック新聞(2月16日)http://www.cwjpn.com
  • ★教皇フランシスコ=不正の撲滅呼び掛ける=租税回避や資金洗浄を批判
    ★バチカン=防護マスクを寄付=中国の新型肺炎感染拡大で
    ★長崎=日本26聖人しのび 殉教記念ミサ
    ★新型コロナウイルスで東京教区が「注意喚起」
    ★先生の希望は引き継ぐ=中村哲さんを「しのぶ会」=東京

  • KiriShin(2月11日)http://www.kirishin.com
  • ★【新春連続インタビュー“志”継いで未来へ】=競技でも人生でも表彰台に=岡本依子さん(シドニー五輪テコンドー銅メダリスト)
    ★東日本大震災国際神学シンポ=「苦難にどう向き合うか」模索
    ★気候変動への非常事態宣言=WCRP日本委が発表
    ★聖心女子大と東京音楽大=学生交流に関する協定締結
    ★靖国神社・伊勢神宮への参拝に同盟基督教団「教会と国家」委が抗議

  • クリスチャン新聞(2月16日)http://クリスチャン新聞.com
  • ★第6回「東日本大震災国際神学シンポ」でレスリー・アレン氏=“時”にふさわしく神は語る
    ★ゴミ集積所で暮らす子どもたちのために 子ども300人入るゲルで礼拝
    ★真の「平和の子」に信頼し変わる=東日本大震災シンポ青年の部
    ★「CSメッセージセミナー」20年度も開催=教会学校立て直すために
    ★点字版聖書新改訳2017が全巻完成=墨字に忠実に注記も点訳=晴眼者と視覚障害者が協働で制作


情報元「(C)世界キリスト教情報サービス」

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