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聖書を読もう!

年間 第26主日

ユディト記 2.1~6、3.7~8a、4.1~2、8~15

2章

1 アッシリア人の王ネブカドネツァルの治世第十八年、第一の月の二十二日、王の宮殿において会議が開かれ、かつて王が誓ったとおり、くだんの全域に対して制裁を加えることについて討議がなされた。

2 王は側近の者全員とすべての高官を召集して、ひそかに抱いていた決意を皆に示し、その地の罪悪を自ら数え上げた。

3 そして一同は、王自らの要請に応じなかった者は一人残らず滅ぼすべきであると決議した。

4 このように己の決意を明らかにしたアッシリア人の王ネブカドネツァルは、軍総司令官で、自分に次ぐ地位にあるホロフェルネスを呼んで命令を下した。

5 「全地の主である大王がこれを言う。お前は予の前を下がり、武勇を誇る者歩兵十二万と多くの騎馬および一万二千の騎兵を率いて、

6 西方に向かい、その全域を討て。彼らは予の言葉に従わなかったからだ。

3章

7 町の人たちとその近隣の人々は皆、花の冠を着け、タンバリンに合わせて踊りながらホロフェルネスを出迎えた。

8 しかし、ホロフェルネスは彼らの領地をすべて破壊し、森の木々を切り倒した。

4章

1 さて、ユダヤに住むイスラエル人は、アッシリア人の王ネブカドネツァルの軍総司令官ホロフェルネスが諸国の民に対して行ったすべてのこと、殊に彼らの神聖な場所すべてを荒らし破壊し尽くしたその手口を聞き、

2 彼の来襲を前にしてひどくおびえた。そしてエルサレムと神なる主の神殿のために非常に心配した。

8 イスラエルの人々は、大祭司ヨアキムと、エルサレムで開かれた全イスラエル長老議会の命じるとおりに実行した。

9 イスラエルの男子は皆、心から神に向かって叫び、厳しく節制に努めた。

10 彼らも、その妻や子供たちも、家畜も、また、すべての同居人や雇い人も、金で買われた奴隷も、皆、粗布を腰にまとった。

11 エルサレムに住むイスラエル人は皆、男も女も子供たちも神殿の前にひれ伏し、頭に灰をかぶって主の御前に粗布をあらわにした。

12 また、祭壇まで粗布で覆い、心を一つにして熱心にイスラエルの神に向かって叫び、子供たちがさらわれたり、妻たちが奪われることのないように、また、先祖から受け継いだ町々が滅ぼされ、聖所が汚されて諸国の民のそしりとあざけりを誘うことのないように願った。

13 主は彼らの声に耳を傾け、その苦悩に目を留められた。民はユダヤの各地とエルサレムにおいて、何日もの間、全能の主の聖所の前で断食を続けており、

14 大祭司ヨアキムと主に仕えるすべての祭司および主に奉仕する者たちは、粗布を腰にまとって、日ごとの焼き尽くす献げ物のほか、民の満願の献げ物や随意の献げ物をささげ続けていたのである。

15 彼らはずきんの上に灰をかぶり、主に向かって力の限り叫び、主がイスラエルのすべての民を顧み救ってくださるように祈っていた。

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