home>キリスト教入門>聖書を読もう!>年間 第28月曜日

聖書を読もう!

年間 第28月曜日

シラ書 11.12~28

11章

12 のろまで、助けを必要とし、
何もできず、貧しさにあえいでいる人もいる。しかし、主は、彼に目を注いで恵みを与え、
惨めな状態から引き上げ、

13 高めてくださった。そこで、多くの人々は彼を見て非常に驚いた。

14 善と悪、生と死、
貧困と富は、主が与えるもの。

15 〔知恵と悟り、それに律法の知識、
愛と善行の道、これらは、主が与えるもの。

16 迷いと闇とは、罪人と共に生じ、
悪は、それを誇る者と共にとどまる。〕

17 主の賜物は、信仰深い人と共にあり、
主の御心は、常に彼らを成功に導いてくださる。

18 生活を切り詰め、強欲に富を蓄える人もいる。だが、どんな報いがあると言うのか。

19 「これで安心だ。自分の財産で食っていけるぞ」と言っても、
それがいつまで続くのか知るよしもなく、
財産を他人に残して、死んでいく。

20 契約をしっかり守り、それに心を向け、
自分の務めを果たしながら年老いていけ。

21 罪人が仕事に成功するのを見て、驚きねたむな。主を信じて、お前の労働を続けよ。貧しい人を、たちどころに金持ちにすることは、
主にとって、いともたやすいことなのだ。

22 主の祝福こそ、信仰深い人の受ける報いなのだ。主は、幸せの花を、速やかに咲かせてくださる。

23 お前はこう言ってはならない。「今の自分は何の役に立つのだろう。今後役に立つとしたら、それは何だろう」と。

24 また、次のように言ってもならない。「今の自分は満ち足りている。今後どんな災害がふりかかるというのか」と。

25 人は、幸福なときには不幸を忘れ、
不幸なときには、幸福を思い出さない。

26 死に際して、生前の行状に応じて報いることは、
主にとって、いともたやすいことなのだ。

27 不幸に遭うと、すべての楽しみを忘れるが、
人の行いの評価は、その最期に明らかになる。

28 どんな人に対しても死を迎えるまでは、
その人のことを幸せだと言うな。人間は、その子供たちによって、
本当の姿が知られるのだ。

▲ページのトップへ