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聖書を読もう!

年間 第28主日

シラ書 10.6~18

10章

6 隣人のどんな不正な仕打ちにも、憤りを抱くな。また、決して横柄なふるまいをしてはならない。

7 高慢は、主にも人にも嫌われ、
不正は、そのいずれからも非難される。

8 覇権は、民族から民族へと移り行く。その原因は、不正と傲慢と富である。〔金銭欲の強い者こそ、最も不法な者だ。彼は、全く守銭奴になりきってしまう。〕

9 土くれや灰にすぎぬ身で、なぜ思い上がるのか。だからわたしは、彼のはらわたを、
生きているときに、つかみ出してやった。

10 長患いは、医者の手に負えず、
今日、王であっても、明日は命を奪われる。

11 人は死んでしまうと、すべてを失い、
爬虫類と野獣と蛆虫の餌食になるだけだ。

12 高慢の初めは、主から離れること、
人の心がその造り主から離れることである。

13 高慢の初めは、罪である。高慢であり続ける者は、
忌まわしい悪事を雨のように降らす。それゆえ、主は想像を絶する罰を下し、
彼らを滅ぼし尽くされた。

14 主は、支配者たちをその王座から降ろし、
代わりに、謙遜な人をその座につけられた。

15 主は、諸国民を根こそぎにし、
代わりに、身分の低い人々を植え付けられた。

16 主は、諸国民の領土を覆し、
地の基まで破壊された。

17 主は、ある人々を取り除いて打ち滅ぼし、
彼らについての記憶を地上から消し去られた。

18 人間は、高慢であってはならず、
女から生まれた者は、
激しい憤りを抱いてはならないのだ。

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