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聖書を読もう!
年間 第29月曜日
シラ書 27.22~28.7
27章
22 目をそらす者は、悪事をたくらんでいる。それを見た者は彼を敬遠する。
23 彼はお前の目の前でうまいことを言い、
お前の語る言葉に大げさに感嘆してみせる。しかし、陰では別なことを言い、
お前の話を種にしてお前を陥れるのだ。
24 わたしには嫌いなものが数多くあるが、
そのようなやからほど嫌なものはない。主もまた、彼を嫌われるであろう。
25 上に向かって石を投げれば頭の上に落ちてくる。だまし討ちをすれば自分も傷つく。
26 落とし穴を掘る者は自分がそこに落ち込み、
罠を仕掛ける者は自らそれにはまり込む。
27 悪事を働けばその報いがわが身に返って来る。だが、それがどこから来たか彼には分からない。
28 傲慢な者は他人を軽蔑し非難するが、
復讐が獅子のように待ち伏せる。
29 信仰深い人の苦境を喜ぶ者は罠にかかり、
死ぬ前に苦悩にさいなまれるであろう。
30 憤りと怒り、これはひどく忌まわしい。罪人にはこの両方が付きまとう。
28章
1 復讐する者は、主から復讐を受ける。主はその罪を決して忘れることはない。
2 隣人から受けた不正を赦せ。そうすれば、
願い求めるとき、お前の罪は赦される。
3 人が互いに怒りを抱き合っていながら、
どうして主からいやしを期待できようか。
4 自分と同じ人間に憐れみをかけずにいて、
どうして自分の罪の赦しを願いえようか。
5 弱い人間にすぎない者が、
憤りを抱き続けるならば、
いったいだれが彼の罪を赦すことができようか。
6 自分の最期に心を致し、敵意を捨てよ。滅びゆく定めと死とを思い、掟を守れ。
7 掟を忘れず、隣人に対して怒りを抱くな。いと高き方の契約を忘れず、
他人のおちどには寛容であれ。