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聖マルコ福音記者
第1朗読 ペトロへの手紙一 5章5b~14節
福音朗読 マルコによる福音書 16章15~20節
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第1朗読 ペトロへの手紙一 5章5b~14節
(愛する皆さん、)皆互いに謙遜を身に着けなさい。なぜなら、
「神は、高慢な者を敵とし、
謙遜な者には恵みをお与えになる」
からです。
だから、神の力強い御手の下で自分を低くしなさい。
そうすれば、かの時には高めていただけます。
思い煩いは、何もかも神にお任せしなさい。
神が、あなたがたのことを心にかけていてくださるからです。
身を慎んで目を覚ましていなさい。
あなたがたの敵である悪魔が、ほえたける獅子のように、だれかを食い尽くそうと探し回っています。
信仰にしっかり踏みとどまって、悪魔に抵抗しなさい。
あなたがたと信仰を同じくする兄弟たちも、この世で同じ苦しみに遭っているのです。それはあなたがたも知っているとおりです。
しかし、あらゆる恵みの源である神、すなわち、キリスト・イエスを通してあなたがたを永遠の栄光へ招いてくださった神御自身が、しばらくの間苦しんだあなたがたを完全な者とし、強め、力づけ、揺らぐことがないようにしてくださいます。
力が世々限りなく神にありますように、アーメン。
わたしは、忠実な兄弟と認めているシルワノによって、あなたがたにこのように短く手紙を書き、勧告をし、これこそ神のまことの恵みであることを証ししました。
この恵みにしっかり踏みとどまりなさい。
共に選ばれてバビロンにいる人々と、わたしの子マルコが、よろしくと言っています。
愛の口づけによって互いに挨拶を交わしなさい。
キリストと結ばれているあなたがた一同に、平和があるように。
福音朗読 マルコによる福音書 16章15~20節
(そのとき、イエスは十一人の弟子に現れて、)言われた。
「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい。
信じて洗礼を受ける者は救われるが、信じない者は滅びの宣告を受ける。
信じる者には次のようなしるしが伴う。
彼らはわたしの名によって悪霊を追い出し、新しい言葉を語る。
手で蛇をつかみ、また、毒を飲んでも決して害を受けず、病人に手を置けば治る。」
主イエスは、弟子たちに話した後、天に上げられ、神の右の座に着かれた。
一方、弟子たちは出かけて行って、至るところで宣教した。
主は彼らと共に働き、彼らの語る言葉が真実であることを、それに伴うしるしによってはっきりとお示しになった。〕
マルコは、キリストの時代にユダヤに生まれた。マルコの家は広かったので、使徒や信者たちの集会に使用されていた。このときのマルコはまだ若く、後になってペトロから洗礼を受けたと思われる。
初代教会の偉大な人物バルナバのいとこで、バルナバとともにパウロの旅行にも同伴し、ローマではパウロの、次にペトロの協力者として働いた。パウロの手紙にはマルコの名前が幾度も出ている。またマルコは、ペトロの説教集を集めて福音書を書いた。
67年、ローマ皇帝ネロの迫害でパウロとペトロが殉教した後、彼はエジプトのアレキサンドリアへ行き最初の司教となり、そこで殉教したと伝えられている。後年、その遺骸がヴェニスに運ばれ、市民の保護者となった。墓の上には大聖堂が建てられ、現在も美しい教会として有名である。
祈り
すべての人の救いを望まれる神よ、
あなたは福音宣教のために聖マルコを選び
救いの訪れを書き記す恵みをお与えになりました。
聖人の祝日を祝う私たちが、
福音の光に照らされて、
キリストに忠実に従うことができますように
集会祈願より
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