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聖ラウレンチオ助祭殉教者
第1朗読 コリントの信徒への手紙二 9章6~10節
福音朗読 ヨハネによる福音書 12章24~26節
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第1朗読 コリントの信徒への手紙二 9章6~10節
(皆さん、)
惜しんでわずかしか種を蒔かない者は、刈り入れもわずかで、
惜しまず豊かに蒔く人は、刈り入れも豊かなのです。
各自、不承不承ではなく、強制されてでもなく、こうしようと心に決めたとおりにしなさい。喜んで与える人を神は愛してくださるからです。
神は、あなたがたがいつもすべての点ですべてのものに十分で、あらゆる善い業に満ちあふれるように、あらゆる恵みをあなたがたに満ちあふれさせることがおできになります。
「彼は惜しみなく分け与え、貧しい人に施した。彼の慈しみは永遠に続く」
と書いてあるとおりです。
種を蒔く人に種を与え、パンを糧としてお与えになる方は、
あなたがたに種を与えて、
それを増やし、あなたがたの慈しみが結ぶ実を成長させてくださいます。
福音朗読 ヨハネによる福音書 12章24~26節
(そのとき、イエスは弟子たちに言われた。) はっきり言っておく。 一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。 だが、死ねば、多くの実を結ぶ。 自分の命を愛する者は、それを失うが、この世で自分の命を憎む人は、それを保って永遠の命に至る。 わたしに仕えようとする者は、わたしに従え。 そうすれば、わたしのいるところに、わたしに仕える者もいることになる。 わたしに仕える者がいれば、父はその人を大切にしてくださる。」
ラウレンチオは、スペインのラウレンチオに生まれ、信仰深い両親のもとで育った。学校を卒業してから、助祭として教皇シクスト2世や司祭たちに仕え、また教会の財産を管理し、貧しい人びとに救援物資を分け与えた。当時スペインは、ヴァレリアヌス皇帝の迫害下にあった。258年に教皇が死刑を宣告されると、彼も教皇のあとを追って死刑場に行き、なぜ自分も殺さないのかと尋ねた。ラウレンチオは、教皇とともに殉教することをいとわなかったのである。このようなことがあって、彼が教会財産の大部分を貧しい人びとに分け与えると、ローマ総督は彼を捕え、教会財産目録の提出を命じた。ラウレンチオが、大勢の貧しい人びとを連れて行き、「この人びとこそ、私たちの財産です」と言ったが、真意を理解できない総督は激怒し、彼を焼き殺した。
彼の墓の上に、聖ラウレンチオ大聖堂が建てられている。彼は、火傷・火災・熱病から守ってくれる保護者であり、また菓子製造人、料理人の守護の聖人とされている。
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