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教会カレンダー

聖マリアの誕生

第1朗読 ミカ書 5章1~4a節

または ローマの信徒への手紙 8章28~30節

福音朗読 マタイによる福音書 1章1~16、18~23節

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9月8日に聖マリアをたたえる習慣は、エルサレムではじまったと言われています。5世紀に建てられた聖アリア誕生の大聖堂で、この祝日が祝われていました。

ダマスコの聖ヨハネは、「さあ、すべての人よ、全世界に喜びをもたらした方の生まれた日を、喜び歌いましょう。……今日、全世界に救いの扉が開かれました」と言っていますが、今日の典礼はまさにこの言葉の反響のようです。

入祭唱に「正義の太陽キリストの母、おとめマリアの誕生を喜び祝おう」とありますが、マリアの誕生を祝う今日、特に全世界のための平和を祈り求めましょう。

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第1朗読では、ミカ書、またはローマの信徒への手紙から読まれます。

預言者ミカは、イザヤと同時代に活躍した預言者です。ミカの生きた紀元前8世紀は激動の時代で、アッシリアは721年、パレスチナに圧力をかけ、北イスラエルを滅ぼしました。ユダ王国はその時の情勢によりエジプトとかアッシリアとかの大国に頼っていました。そのような時に、ミカはイスラエルを豊かに養う新しい指導者への待望を歌います。今日の朗読は新しい指導者について予告します。

新しい指導者は、「エフラタのベツレヘム」から出ると言われています。
 また、「彼の出生は古く、永遠の昔にさかのぼる」とも言われています。
 神の救いのご意志は、永遠にまでさかのぼり、神は必ず救い主を遣わされるという確信が表明されています。

この者こそ、まさに「平和である」方です。この方は、マリアの子としてベツレヘムで誕生されます。

ローマの信徒への手紙においては、今日の朗読を理解するには、26節から読んでいくといいでしょう。

今日の朗読は、「何を私たちが知っているか」からはじまります。
 つまり、「御計画に従って召された者たちには、万事が益となるように共に働くということです。すべてが救いのご計画のために働きます。

神は人を前もって明確な目的、「御子の姿に似たものに」するというご計画で、創造されています。キリストを長子とする家族が完成するのです。

一人ひとりは前もって知られており、神のご計画に含まれています。

今日の結びでは、神の救いの働きは、神が「あらかじめ定め」→「召し出し」→「義とし」→「栄光をお与えになる」との一連の動き、ダイナミックさで描かれています。

私たちが知っているのは、このような救いのご計画であり、この中にマリアをはっきりと位置づけしてみてみるのはどうでしょうか。

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今日の福音はマタイによる福音書冒頭からです。
 イエス・キリストの系図ではじまります。

系図というとき、ここに用いられているギリシア語の言い回しは、単に系図を導入するだけでなく、世界や人類の創造の経過を示し、イエスの到来が新しい世界の創造を意味するという見解が込められているということです。

イエスの到来こそ、神の約束が成就する出来事、人々が待ちこがれた方なのです。イエスの誕生は、長い旧約の時代の完成、神のご計画の実現であったことがこの系図の中に込められています。

今日の福音の後半部では、イエスの誕生の次第、その名、使命について語られています。

おとめマリアから生まれる子イエスは、「インマヌエルと呼ばれ」それは「神は我々と共におられる」という意味です。

イエスを世にもたらしたマリアの誕生日は、全世界の希望と救いのはじまりなのです。
 ですから、今日はマリアの誕生を喜び祝うことによって神を賛美するのです。

祈り

いつくしみ深い神よ、
  あなたはおとめマリアの誕生を祝福し、救いの芽生えとしてくださいました。
  信じる者に恵みを注ぎ、
  きょう、聖マリアの誕生を祝うわたしたちに平和をお与えください。
   集会祈願より

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第1朗読 ミカ書 5章1~4a節

エフラタのベツレヘムよ
お前はユダの氏族の中でいと小さき者。
お前の中から、わたしのために
イスラエルを治める者が出る。
彼の出生は古く、永遠の昔にさかのぼる。

まことに、主は彼らを捨ておかれる
産婦が子を産むときまで。
そのとき、彼の兄弟の残りの者は
イスラエルの子らのもとに帰って来る。

彼は立って、群れを養う
主の力、神である主の御名の威厳をもって。
彼らは安らかに住まう。
今や、彼は大いなる者となり
その力が地の果てに及ぶからだ。

彼こそ、まさしく平和である。

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または ローマの信徒への手紙 8章28~30節

神を愛する者たち、
つまり、御計画に従って召された者たちには、
万事が益となるように共に働くということを、わたしたちは知っています。

神は前もって知っておられた者たちを、
御子の姿に似たものにしようとあらかじめ定められました。
それは、御子が多くの兄弟の中で長子となられるためです。

神はあらかじめ定められた者たちを召し出し、
召し出した者たちを義とし、
義とされた者たちに栄光をお与えになったのです。

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福音朗読 マタイによる福音書 1章1~16、18~23節

アブラハムの子ダビデの子、イエス・キリストの系図。

アブラハムはイサクをもうけ、イサクはヤコブを、
ヤコブはユダとその兄弟たちを、
ユダはタマルによってペレツとゼラを、ペレツはヘツロンを、ヘツロンはアラムを、
アラムはアミナダブを、アミナダブはナフションを、ナフションはサルモンを、
サルモンはラハブによってボアズを、
ボアズはルツによってオベドを、オベドはエッサイを、
エッサイはダビデ王をもうけた。

ダビデはウリヤの妻によってソロモンをもうけ、
ソロモンはレハブアムを、レハブアムはアビヤを、アビヤはアサを、
アサはヨシャファトを、ヨシャファトはヨラムを、ヨラムはウジヤを、
ウジヤはヨタムを、ヨタムはアハズを、アハズはヒゼキヤを、
ヒゼキヤはマナセを、マナセはアモスを、アモスはヨシヤを、
ヨシヤは、バビロンへ移住させられたころ、エコンヤとその兄弟たちをもうけた。

バビロンへ移住させられた後、エコンヤはシャルティエルをもうけ、
シャルティエルはゼルバベルを、
ゼルバベルはアビウドを、アビウドはエリアキムを、エリアキムはアゾルを、
アゾルはサドクを、サドクはアキムを、アキムはエリウドを、
エリウドはエレアザルを、エレアザルはマタンを、マタンはヤコブを、
ヤコブはマリアの夫ヨセフをもうけた。
このマリアからメシアと呼ばれるイエスがお生まれになった。

イエス・キリストの誕生の次第は次のようであった。
母マリアはヨセフと婚約していたが、二人が一緒になる前に、
聖霊によって身ごもっていることが明らかになった。

夫ヨセフは正しい人であったので、
マリアのことを表ざたにするのを望まず、ひそかに縁を切ろうと決心した。

このように考えていると、主の天使が夢に現れて言った。
「ダビデの子ヨセフ、恐れず妻マリアを迎え入れなさい。
マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである。

マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。
この子は自分の民を罪から救うからである。」

このすべてのことが起こったのは、
主が預言者を通して言われていたことが実現するためであった。

「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。
その名はインマヌエルと呼ばれる。」
この名は、「神は我々と共におられる」という意味である。

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