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聖書を読もう!
年間 第16土曜日
ヨブ記 23.1~24.12
23章
1 ヨブは答えた。
2 今日も、わたしは苦しみ嘆き
呻きのために、わたしの手は重い。
3 どうしたら、その方を見いだせるのか。おられるところに行けるのか。
4 その方にわたしの訴えを差し出し
思う存分わたしの言い分を述べたいのに。
5 答えてくださるなら、それを悟り
話しかけてくださるなら、理解しよう。
6 その方は強い力を振るって
わたしと争われるだろうか。いや、わたしを顧みてくださるだろう。
7 そうすれば、わたしは神の前に正しいとされ
わたしの訴えはとこしえに解決できるだろう。
8 だが、東に行ってもその方はおられず
西に行っても見定められない。
9 北にひそんでおられて、とらえることはできず
南に身を覆っておられて、見いだせない。
10 しかし、神はわたしの歩む道を
知っておられるはずだ。わたしを試してくだされば
金のようであることが分かるはずだ。
11 わたしの足はその方に従って歩み
その道を守って、離れたことはない。
12 その唇が与えた命令に背かず
その口が語った言葉を胸に納めた。
13 神がいったん定められたなら
だれも翻すことはできない。神は望むがままに行われる。
14 わたしのために定めたことを実行し
ほかにも多くのことを定めておられる。
15 それゆえ、わたしは御顔におびえ
考えれば考えるほど、恐れる。
16 神はわたしの勇気を失わせ
全能者はわたしをおびえさせる。
17 わたしは暗黒を前にし
目の前には闇が立ちこめているのに
なぜ、滅ぼし尽くされずにいるのか。
24章
1 なぜ、全能者のもとには
さまざまな時が蓄えられていないのか。なぜ、神を愛する者が
神の日を見ることができないのか。
2 人は地境を移し
家畜の群れを奪って自分のものとし
3 みなしごのろばを連れ去り
やもめの牛を質草に取る。
4 乏しい人々は道から押しのけられ
この地の貧しい人々は身を隠す。
5 彼らは野ろばのように
荒れ野に出て労し、食べ物を求め
荒れ地で子に食べさせるパンを捜す。
6 自分のものでもない畑で刈り入れをさせられ
悪人のぶどう畑で残った房を集める。
7 着る物もなく裸で夜を過ごし
寒さを防ぐための覆いもない。
8 山で激しい雨にぬれても
身を避ける所もなく、岩にすがる。
9 父のない子は母の胸から引き離され
貧しい人の乳飲み子は人質に取られる。
10 彼らは身にまとう物もなく、裸で歩き
麦束を運びながらも自分は飢え
11 並び立つオリーブの間で油を搾り
搾り場でぶどうを踏みながらも渇く。
12 町では、死にゆく人々が呻き
刺し貫かれた人々があえいでいるが
神はその惨状に心を留めてくださらない。