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降誕節 1月2日
雅歌 4.1~5.1
4章
1 恋人よ、あなたは美しい。あなたは美しく、その目は鳩のよう
ベールの奥にひそんでいる。髪はギレアドの山を駆け下る山羊の群れ。
2 歯は雌羊の群れ。毛を刈られ
洗い場から上って来る雌羊の群れ。対になってそろい、連れあいを失ったものはない。
3 唇は紅の糸。言葉がこぼれるときにはとりわけ愛らしい。ベールの陰のこめかみはざくろの花。
4 首はみごとに積み上げられたダビデの塔。千の盾、勇士の小盾が掛けられている。
5 乳房は二匹の小鹿。ゆりに囲まれ草をはむ双子のかもしか。
6 夕べの風が騒ぎ、影が闇にまぎれる前に
ミルラの山に登ろう、乳香の丘にわたしは登ろう。
7 恋人よ、あなたはなにもかも美しく
傷はひとつもない。
8 花嫁よ、レバノンからおいで
おいで、レバノンから出ておいで。アマナの頂から、セニル、ヘルモンの頂から
獅子の隠れが、豹の住む山から下りておいで。
9 わたしの妹、花嫁よ
あなたはわたしの心をときめかす。あなたのひと目も、首飾りのひとつの玉も
それだけで、わたしの心をときめかす。
10 わたしの妹、花嫁よ、あなたの愛は美しく
ぶどう酒よりもあなたの愛は快い。あなたの香油は
どんな香り草よりもかぐわしい。
11 花嫁よ、あなたの唇は蜜を滴らせ
舌には蜂蜜と乳がひそむ。あなたの衣はレバノンの香り。
12 わたしの妹、花嫁は、閉ざされた園。閉ざされた園、封じられた泉。
13 ほとりには、みごとな実を結ぶざくろの森
ナルドやコフェルの花房
14 ナルドやサフラン、菖蒲やシナモン
乳香の木、ミルラやアロエ
さまざまな、すばらしい香り草。
15 園の泉は命の水を汲むところ
レバノンの山から流れて来る水を。
16 北風よ、目覚めよ。南風よ、吹け。わたしの園を吹き抜けて
香りを振りまいておくれ。恋しい人がこの園をわがものとして
このみごとな実を食べてくださるように。
5章
1 わたしの妹、花嫁よ、わたしの園にわたしは来た。香り草やミルラを摘み
蜜の滴るわたしの蜂の巣を吸い
わたしのぶどう酒と乳を飲もう。友よ食べよ、友よ飲め。愛する者よ、愛に酔え。