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降誕節 1月4日
雅歌 6.4~7.10
6章
4 恋人よ、あなたはティルツァのように美しく
エルサレムのように麗しく
旗を掲げた軍勢のように恐ろしい。
5 わたしを混乱させるその目を
わたしからそらせておくれ。あなたの髪はギレアドを駆け下る山羊の群れ。
6 歯は雌羊の群れ。毛を刈られ
洗い場から上って来る雌羊の群れ。対になってそろい、連れあいを失ったものはない。
7 ベールの陰のこめかみはざくろの花。
8 王妃が六十人、側女が八十人
若い娘の数は知れないが
9 わたしの鳩、清らかなおとめはひとり。その母のただひとりの娘
産みの親のかけがえのない娘。彼女を見ておとめたちは祝福し
王妃も側女も彼女をたたえる。
10 曙のように姿を現すおとめは誰か。満月のように美しく、太陽のように輝き
旗を掲げた軍勢のように恐ろしい。
11 わたしはくるみの園に下りて行きました。流れのほとりの緑の茂みに
ぶどうの花は咲いたか
ざくろのつぼみは開いたか、見ようとして。
12 知らぬ間にわたしは
アミナディブの車に乗せられていました。
7章
1 もう一度出ておいで、シュラムのおとめ
もう一度出ておいで、姿を見せておくれ。マハナイムの踊りをおどるシュラムのおとめに
なぜ、それほど見とれるのか。
2 気高いおとめよ
サンダルをはいたあなたの足は美しい。ふっくらとしたももは
たくみの手に磨かれた彫り物。
3 秘められたところは丸い杯
かぐわしい酒に満ちている。腹はゆりに囲まれた小麦の山。
4 乳房は二匹の子鹿、双子のかもしか。
5 首は象牙の塔。目はバト・ラビムの門の傍らにある
ヘシュボンの二つの池。鼻はレバノンの塔、ダマスコを見はるかす。
6 高く起こした頭はカルメルの山。長い紫の髪、王はその房のとりこになった。
7 喜びに満ちた愛よ
あなたはなんと美しく楽しいおとめか。
8 あなたの立ち姿はなつめやし、乳房はその実の房。
9 なつめやしの木に登り
甘い実の房をつかんでみたい。わたしの願いは
ぶどうの房のようなあなたの乳房
りんごの香りのようなあなたの息
10 うまいぶどう酒のようなあなたの口。
それはわたしの恋しい人へ滑らかに流れ
眠っているあの人の唇に滴ります。