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第2バチカン公会議から50年
第2バチカン公会議について
現代のカトリック教会を方向づけたと言われている第2バチカン公会議は、1962年10月11日から1965年12月8日の間に、4会期に分けて全世界の司教様たちが参加し、討議した画期的な公会議でした。教会の歴史が始まってから21回目の公会議でした。
公会議は、開催される地名を冠して呼ばれる慣習があり、1869年12月8日から1870年10月20日まで開催された第1バチカン公会議に次いで開催されたものなので、第2バチカン公会議と言われます。
これまでの公会議は、信仰上のある問題について対処するため、また倫理上の特定の問題を解決するために開かれたものでしたが、第2バチカン公会議は、以前の公会議とは違う目的で開かれました。
それは、当時の教会が存在していた社会、世界の状況と遊離し、もはや教会は社会や世界の変動に追いついていくことができない状況から、社会に語りかける力をもつ教会、現代世界に影響を及ぼすことのできる教会へとなることを目指しての公会議でした。
※これらの記事は2012年から2013年の間に作成されたものです。
第2バチカン公会議から50年
(月刊誌「あけぼの」2012年4月号~2013年12月号 連載)
- 第1回 第2バチカン公会議50周年を迎えて
- 第2回 第2バチカン公会議開催からはや50年
- 第3回 教会刷新
- 第4回 第2ヴァチカン公会議開催50周年(前編)
- 第5回 「福音宣教推進全国会議」そして「信仰年」(後編)
- 第6回 一人一人の福音への回心
- 第7回 常に変革されるべき教会
- 第8回 公会議の教え、そして今、自らへの課題は?
- 第9回 曇りのち晴れ、のち嵐、そして……
- 第10回 国の負う十字架を分かち持て
- 第11回 第2バチカン公会議にみるカトリックの改革その1
- 第12回 刷新と反動のはざまに 第2バチカン公会議の改革その2
- 第13回 21世紀に向き合う教会 第2バチカン公会議の改革その3
- 第14回 ベネディクト16世の板挟み
- 第15回 これからの教会に望むこと
- 第16回 第2ヴァチカン公会議とその後の課題
- 第17回 第2バチカン公会議後の教会の中で
- 第18回 「無関心のグローバル化」の時代に公会議の精神を生きる
- 第19回 公会議を招集したヨハネ23世の平和への思い
- 第20回 教皇フランシスコのメッセージ
- 最終回 今教会は?