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聖人カレンダー

6月3日 聖カロロ・ルワンガと同志殉教者

19世紀

 1878年に、アフリカのウガンダに宣教師が入り、宣教を始めた。王国宮廷に仕える人々も何人かがカトリック信者になった。やがてキリスト教に対する迫害が厳しくなると、宣教師たちは信者の生命を心配し、彼らを巻き込まないために一時帰国した。しかし、国王の侍従ヨセフ・ムサカを中心に、マチア・ルムンバやカロロ・ルワンガの指導によって信仰が守られ、信者も増えた。

 国王が亡くなって、その息子ムワンガが王となり、キリスト信者を重要な地位につけるなどして、初めはキリスト教に好意的であった。そのため、宣教師も再び戻り宣教を開始する。しかし、王が悪い習慣にのめり込んでゆくのに乗じ、キリスト教を敵視していた王の宰相カテキロがざんげんしたため、王の迫害が始まった。英国聖公会の宣教師を殺すように命じた王に反対したヨセフが処刑されたことに始まり、次々とキリスト信者たちが処刑されていった。ほとんどが、10代から20代の、まだ洗礼を受けて間もない若者であった。彼らは、祈りながら帰天したといわれる。カトリック教会と英国聖公会の信者100人以上の殉教者を出した迫害は、1885-1887年まで続いた。








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