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ゆるしの秘跡

ゆるしの秘跡は、司祭のもとで、自分の犯した罪を告白し、罪のゆるしを願うことにより、神からの罪のゆるしが与えられるというしるしです。
 この秘跡は、回心、悔い改め、和解、いやしの秘跡とも呼ばれています。
 ゆるしの秘跡に必要な行為は、
 - 痛悔(犯した罪を悔やむこと)
 - 司祭への罪の告白
 - 償いをはたす決意、およびその実行
です。

ゆるしの秘跡には、個別のゆるしの式と共同回心式があります。
 前者は、ゆるしの秘跡を求める個人と神との出会いを重視します。それにくらべて、共同回心式は、ゆるしの秘跡の教会的な面をあらわしています。この式は、共同体の祈りの中で行われます。

共同回心式は、個人の罪だけでなく、教会共同体の連帯性について考え、共同体の上に神のゆるしを求めるのです。また、ゆるしを神に求めるだけでなく、兄弟姉妹にもゆるしを求めることを意識させてくれるもので、通常、主の降誕祭や主の復活という大きな祭日に向けての準備として、待降節や四旬節の間に行われます。

ローソク ゆるしの秘跡の場:告解部屋、告白席

関連ページ:
  山本神父の「キリスト教入門」 第56回 ゆるしの秘跡

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