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イエズス会再渡来100周年記念行事

2008/10/25

10月18日(土)午後、上智大学の10号館講堂で、「イエズス会再渡来100周年記念行事」の記念式典として曾野綾子氏の講演会が、その後18:00からは、聖イグナチオ教会主聖堂において記念ミサが行われました。

再渡来100周年記念行事

1773年に解散されたイエズス会は、1814年に再出発しました。その後、日本の開国から約40年経た1908年10月18日、3人のイエズス会員が横浜に上陸しました。教皇ピウス10世から、日本での高等教育機関設立を求められてのことでした。

あれから100年、220名の会員が日本の宣教のために生涯をささげて亡くなりました。現在、司祭218名、神学生9名、修道士19名、計246名が、福音を宣べ伝えるために日本で活躍しています。

 
記念講演「現在のカトリック教会の現状」

講師:曾野綾子氏

上智大学10号館講堂で、曾野綾子氏の記念講演会が行われました。曾野さんは、長いこと世界の宣教地で働く邦人司祭や修道女の活動を援助するNGOの活動を行っています。そして曾野さんは、現地をたびたび訪れ、宣教をしている人々と親しくしています。

再渡来100周年記念行事
講演する曾野綾子氏

チャドやマダガスカルを訪れたときのお話もしてくださいました。「宣教地での活動は、電気も水もない生活です。たとえば、エイズはエイズにかかった母親の母乳から赤ちゃんにうつります。じゃあ、粉ミルクを援助したらどうかと考えます。しかしシスターはきっぱりと断ります。土地の人が言います。水が汚いと。では、水を煮沸したらどうか……。しかし水を沸騰させるためには薪が必要です。その薪が高価なのです。このように、現地での活動と援助する側には大きなズレがあります。現地の人々の生活から求められるものを考える必要があります」と語られました。

今年列福式が行われるでしょうか。「殉教者」についても言及してくださいました。「殉教者には、“証しする人”という意味があります。では何を証しするのでしょうか。“そのとき、語るために必要なことを神が与えてくれる”ということを証しする人です。自分の力と神の愛の力との接点を生きている人々を見ることができました。まさに、宣教者たちの生き方と同じです。」

イエズス会も、世界のいたるところで宣教にあたっています。曾野さんたちNGOはインドのイエズス会にも援助しているそうですが、これからも、イエズス会の活動のためにも、支援を行っていきたいと講演を結ばれました。

 
記念ミサ

主司式 ペトロ岡田武夫大司教

再渡来100周年記念行事
配布された記念のカード

18:00からは、聖イグナチオ教会主聖堂で、「イエズス会再渡来100周年記念ミサ」が行われました。岡田大司教、ローマ教皇大使アルベルト・ボッターリ・デ・カステッロ大司教、ヨゼフ・ピタウ大司教、その他イエズス会の司祭をはじめ、約50人の司祭が共同司式しました。聖堂は立つ人が出るほど、大勢の人が集まりました。また、上智大学グリークラブがいくつかの聖歌を歌ってくださいました。

イエズス会日本管区の住田省悟管区長は、説教で「今日は感謝の日です。次の100年に向かって、これまでの100年と同じように恵みが与えられるように願います」と語られて、今年のはじめに行われたイエズス会の総会から、「かかわる」と「共働」というこれからの課題について話してくださいました。

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上智大学や栄光学園、六甲学園などにおける教育だけでなく、教会における司牧、黙想の家の運営や霊操などによる霊的指導によって、日本の教会に大きく貢献していくださっているイエズス会。これからも、日本の教会を、またわたしたち信徒を導いてください。

 

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