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年間 第12主日
ゼカリヤ書 3.1~4.14
3章
1 主は、主の御使いの前に立つ大祭司ヨシュアと、その右に立って彼を訴えようとしているサタンをわたしに示された。
2 主の御使いはサタンに言った。「サタンよ、主はお前を責められる。エルサレムを選ばれた主はお前を責められる。ここにあるのは火の中から取り出された燃えさしではないか。」
3 ヨシュアは汚れた衣を着て、御使いの前に立っていた。
4 御使いは自分に仕えている者たちに向かって言った。「彼の汚れた衣を脱がせてやりなさい。」また、御使いはヨシュアに言った。「わたしはお前の罪を取り去った。晴れ着を着せてもらいなさい。」
5 また、御使いは言った。「この人の頭に清いかぶり物をかぶせなさい。」彼らはヨシュアの頭に清いかぶり物をかぶせ、晴れ着を着せた。主の御使いは立ち続けていた。
6 主の御使いはヨシュアに証言して言った。
7 「万軍の主はこう言われる。もしあなたがわたしの道を歩み
わたしの務めを守るなら
あなたはわたしの家を治め
わたしの庭を守る者となる。わたしはあなたがここで仕える者らの
間に歩むことを許す。
8 大祭司ヨシュアよ
あなたの前に座す同僚たちと共に聞け。あなたたちはしるしとなるべき人々である。わたしは、今や若枝であるわが僕を来させる。
9 ここに石がある。これはわたしがヨシュアの前に差し出すものだ。この一つの石に七つの目がある。わたしはそこに碑文を刻む、と万軍の主は言われる。そして、一日のうちにこの地の罪を取り除く。
10 その日には、と万軍の主は言われる。あなたたちは互いに呼びかけて
ぶどうといちじくの木陰に招き合う。」
4章
1 わたしに語りかけた御使いが戻って来て、わたしを起こした。わたしは眠りから揺り起こされた者のようであった。
2 彼はわたしに、「何を見ていたのか」と尋ねたので、わたしは答えた。「わたしが見ていたのは、すべてが金でできた燭台で、頭部には容器が置かれていました。その上に七つのともし火皿が付けられており、頭部に置かれているともし火皿には七つの管が付いていました。
3 その傍らに二本のオリーブの木があり、一つは容器の右に、一つは左に立っていました。」
4 わたしは言葉をついで、わたしに語りかけた御使いに言った。「主よ、これは何でしょうか。」
5 わたしに語りかけた御使いは答えて、「これが何か分からないのか」と言ったので、わたしが「主よ、分かりません」と言うと、
6 彼は答えて、わたしに言った。「これがゼルバベルに向けられた主の言葉である。武力によらず、権力によらず
ただわが霊によって、と万軍の主は言われる。
7 大いなる山よ、お前は何者か
ゼルバベルの前では平らにされる。彼が親石を取り出せば
見事、見事と叫びがあがる。」
8 また主の言葉がわたしに臨んだ。
9 「ゼルバベルの手がこの家の基を据えた。彼自身の手がそれを完成するであろう。こうして、あなたは万軍の主がわたしを
あなたたちに遣わされたことを知るようになる。
10 誰が初めのささやかな日をさげすむのか。ゼルバベルの手にある選び抜かれた石を見て
喜び祝うべきである。その七つのものは、地上をくまなく見回る主の御目である。」
11 わたしは言葉をついで御使いに尋ねた。「燭台の右と左にある、これら二本のオリーブの木は何ですか。」
12 わたしは重ねて彼に尋ねた。「その二本のオリーブの木の枝先は何ですか。それは二本の金の管によって、そこから油を注ぎ出しています。」
13 彼がわたしに、「これが何か分からないのか」と言ったので、わたしは「主よ、分かりません」と答えると、
14 彼は、「これは全地の主の御前に立つ、二人の油注がれた人たちである」と言った。