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聖書を読もう!
年間 第13土曜日
イザヤ書 59.1~14
59章
1 主の手が短くて救えないのではない。主の耳が鈍くて聞こえないのでもない。
2 むしろお前たちの悪が
神とお前たちとの間を隔て
お前たちの罪が神の御顔を隠させ
お前たちに耳を傾けられるのを妨げているのだ。
3 お前たちの手は血で、指は悪によって汚れ
唇は偽りを語り、舌は悪事をつぶやく。
4 正しい訴えをする者はなく
真実をもって弁護する者もない。むなしいことを頼みとし、偽って語り
労苦をはらみ、災いを産む。
5 彼らは蝮の卵をかえし、くもの糸を織る。その卵を食べる者は死に
卵をつぶせば、毒蛇が飛び出す。
6 くもの糸は着物にならず
その織物で身を覆うことはできない。彼らの織物は災いの織物
その手には不法の業がある。
7 彼らの足は悪に走り
罪のない者の血を流そうと急ぐ。彼らの計画は災いの計画。破壊と崩壊がその道にある。
8 彼らは平和の道を知らず
その歩む道には裁きがない。彼らは自分の道を曲げ
その道を歩む者はだれも平和を知らない。
9 それゆえ、正義はわたしたちを遠く離れ
恵みの業はわたしたちに追いつかない。わたしたちは光を望んだが、見よ、闇に閉ざされ
輝きを望んだが、暗黒の中を歩いている。
10 盲人のように壁を手探りし
目をもたない人のように手探りする。真昼にも夕暮れ時のようにつまずき
死人のように暗闇に包まれる。
11 わたしたちは皆、熊のようにうなり
鳩のような声を立てる。正義を望んだが、それはなかった。救いを望んだが、わたしたちを遠く去った。
12 御前に、わたしたちの背きの罪は重く
わたしたち自身の罪が不利な証言をする。背きの罪はわたしたちと共にあり
わたしたちは自分の咎を知っている。
13 主に対して偽り背き
わたしたちの神から離れ去り
虐げと裏切りを謀り
偽りの言葉を心に抱き、また、つぶやく。
14 こうして、正義は退き、恵みの業は遠くに立つ。まことは広場でよろめき
正しいことは通ることもできない。