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聖書を読もう!

四旬節 第5土曜日

民数記 24.1~19

24章

1 バラムは、イスラエルを祝福することが主の良いとされることであると悟り、いつものようにまじないを行いに行くことをせず、顔を荒れ野に向けた。

2 バラムは目を凝らして、イスラエルが部族ごとに宿営しているのを見渡した。神の霊がそのとき、彼に臨んだ。

3 彼はこの託宣を述べた。ベオルの子バラムの言葉。目の澄んだ者の言葉。

4 神の仰せを聞き
全能者のお与えになる幻を見る者
倒れ伏し、目を開かれている者の言葉。

5 いかに良いことか
ヤコブよ、あなたの天幕は
イスラエルよ、あなたの住む所は。

6 それは広がる谷
大河の岸の園のようだ。それは主が植えられたアロエの木のよう
水のほとりの杉のようだ。

7 水は彼らの革袋から溢れ
種は豊かな水を得て育つ。彼らの王はアガグよりも栄え
その王国は高く上げられる。

8 エジプトから彼らを導き出された神は
彼らにとって野牛の角のようだ。彼らは、敵対する国を食らい尽くし
骨を砕き、矢で刺し通す。

9 雄獅子のように伏し
雌獅子のように横たわる彼らを
起き上がらせることができる者があろうか。あなたを祝福する者は祝福され
あなたを呪う者は呪われる。

10 バラクはバラムに対して激しく怒り、手を打ち鳴らしながら、バラムに言った。「敵に呪いをかけるために招いたのに、見よ、お前は三度も祝福した。

11 自分の所に逃げ帰るがよい。お前を大いに優遇するつもりでいたが、主がそれを差し止められたのだ。」

12 バラムはバラクに言った。「あなたがわたしのもとに遣わした使者に対しても、わたしはこう言ったではありませんか。

13 『たとえバラクが、家に満ちる金銀を贈ってくれても、主の言葉に逆らっては、善にしろ悪にしろ、わたしの心のままにすることはできません。わたしは、主が告げられることを告げるだけです』と。

14 わたしは今、わたしの民のもとに帰ります。後の日にこの民があなたの民に対して何をするか、あなたに警告しておきます。」

15 そして彼はこの託宣を述べた。ベオルの子バラムの言葉。目の澄んだ者の言葉。

16 神の仰せを聞き、いと高き神の知識を持ち
全能者のお与えになる幻を見る者
倒れ伏し、目を開かれている者の言葉。

17 わたしには彼が見える。しかし、今はいない。彼を仰いでいる。しかし、間近にではない。ひとつの星がヤコブから進み出る。ひとつの笏がイスラエルから立ち上がり
モアブのこめかみを打ち砕き
シェトのすべての子らの頭の頂を砕く。

18 エドムはその継ぐべき地となり
敵対するセイルは継ぐべき地となり
イスラエルは力を示す。

19 ヤコブから支配する者が出て
残ったものを町から絶やす。

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