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私の薦めるこの一冊
マンガ 聖書の時代の人々と暮らし
- 著者:シルヴィア・ガスタルディ/クレール・ムザッティ
- 訳者:石崎美香子・伊藤直樹・上原ゆうこ・河野志保・鈴木英化・横山麗子
- 監修訳:柴田ひさ子
- 定価:本体2,000円+税
- A5判 並製 116ページ
- ISBN978-4-89449-054-3 C8722
- 発行:バベルプレス
聖書を読んでいて、その時代の生活習慣がわかれば、もっとよく理解することができるのに、と思われた方も多いことでしょう。
本書を見ながら、楽しみながら、聖書を深めることができるでしょう。
この本のタイトルの初めに、「マンガ」と書いてあることからもわかるように、ほとんどすべてのページがイラスト付きで説明されています。
「マンガ」といっても、ふつう日本人が考えるアニメのようなものではなく、聖書の考古学的な知識に基づいたしっかりした内容のイラストで描かれています。
内容は3部に分かれ、第1部は、日常生活について、たとえば、どんな食事をしていたか、家族での生活のようす、子ども、女性など。
第2部では、信仰生活をあつかっており、安息日、過越祭の食事、神殿などが描かれています。
第3部は、聖書の背景が描かれています。カナンの地、時間について、エルサレム、イエス時代のパレスチナなど、があつかわれています。
見開きページごとに、1つのテーマに関係する項目が集められており、興味をもって、聖書を深めることができるように配慮されています。 たとえば、「旅」の項目には、船旅のようす、陸路、旅支度、夜はどこに泊まるのかなど、わかりやすく書かれています。
後ろには「用語解説」も付けられています。著者も訳者の方々も聖書と幼児教育に長年携わってこられた方々です。