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ことばの風景 ~福音の招きとその実り~

『ことばの風景』表紙

  • 著者:竹内修一
  • 定価:本体1,100円+税
  • 四六判 並製 160ページ
  • ISBNISBN978-4-902211-23-8  C3016
  • 発行:教友社

『風のなごり』に続く、同じ著者の福音のことばの黙想書の2冊目です。

東京の麹町・イグナチオ教会のWebサイトの中に「福音のささやき」という大変評判のよいページがあります。主日の福音の個所を何人かのイエズス会の神父で交代して書いておられるページです。

本書は、約3年間の竹内神父の担当されたものを1冊のまとめたものです。全部で33編の話が掲載されています。

竹内神父の福音についての話の姿勢は、「初めに」に書かれています。これを読むと、なぜ、この本が人の心を温かくし、神についてもっと知りたいと思わせるのかがわかります。引用してみましょう。


いつも心の中に自分の好きなことばを3つ持っていて、毎日そのうちの1つを生きようとするならば、きっと私たちの生活は、もっと明るくさわやかなものとなるでしょう。ことばには、力があります。私たちを生かし、励まし、新たにする力があります。
……『初めにことばがあった』(ヨハネ1.1)と聖書は語ります。そのことばは神であり、そのうちにはいのちがあり、そのいのちは人間を照らす光であったと言われます。もし自分がこのことばを心の中で大切にするならば、自分はどのように変えられていくのだろうか、と胸がときめきます。

本書のサブタイトルが示すように、その主日ごとに、福音をとおして神が招かれていることを感じたことを著者が心に受け入れ、味わい、その実りとして本書が生まれました。

その各編は、神のことばとそのことばを生きられたイエス・キリストその方を、読者である私たちに優しく導いてくれるようです。

最後に、典礼暦と聖書の該当個所が書かれているのも、読者にうれしい配慮です。


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