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私の薦めるこの一冊
ペトロ岐部と一八七殉教者
- 編者:日本カトリック司教協議会 列聖列福特別委員会
- 定価:本体350円+税
- A5判 並製 68ページ
- ISBN978-4-87750-133-4 C0016
- 発行:カトリック中央協議会
ペトロ岐部と187殉教者についての小冊子『愛の証』が発行されたのは、1995年のことでした。日本の教会が、ペトロ岐部と187殉教者の列聖列福運動を始め、多くの人びとに、この殉教者のことを知ってもらおうと、日本カトリック司教協議会の中にできた「列聖列福特別委員会」の手によって作られたものでした。
列聖列福運動が進むにつれて、日本各地に散らばっている殉教者についての関心が高まると同時に、殉教者についての新たな発見もありました。
それらをまとめて、新たに編纂されたものが本書です。単に、生涯を追うだけでなく、これらの殉教者が、現代に生きる私たちに、どのようなことを問いかけているのか、ということなど、現代の意義についての視点で書かれているものです。
地域ごとにまとめられて、書き表されています。それは、その地域ごとに信者の生き方に特色があるということにもかかわりがあるように思います。
各殉教者たちの見出しに付けられた言葉は、今に生きる私たちの信仰生活のヒントとなるものです。また、この言葉の視点で、その殉教者を見つめるとき、同じ信仰を生きた親しい先達という感がしてきます。
来年、列福式が予定されています。ぜひ、本書を読み、列福式に備えたいものです。