私の薦めるこの一冊
イコン ~神の国に開かれた窓~
- 著者:鞠安日出子
- 定価:本体3,800円+税
- A4 並製 99ページ
- ISBN978-4-8170-3639-1 C0071
- 発行:日貿出版社
皆様は、「イコン」をご存じですか。
イコン(Icon)とは、ギリシァ語の「アイコーン」(像)という言葉に由来しています。壁画、浮き彫り、刺繍、板絵などの聖画像で、東方正教会の伝統で礼拝の道具として崇敬されています。
きっと、聖三位一体のイコンや絶えざる御助けの聖母のイコンはご覧になったことがあることでしょう。
著者鞠安日出子氏は、日本におけるイコン作家の第一人者です。
1992年からイコンを描きはじめて、翌年に日本美術院に入選されました。
1999年には、カトリック成城教会のステンドグラスも制作し、広く活躍しておられます。
本書は、鞠安氏の大作「イコノスタシス(聖障壁画)」の完成を記念して開催された展覧会に合わせて、出版されたものです。
「イコノスタシス」の全貌を収録し、どのような人物が描かれているか、また具体的な場面の説明などが細かくされていますので、イコンの美しい写真を見て楽しむためにも、イコンについて学ぶためにも最適です。
さらに、鞠安氏の他の作品も、説明とともに収録され、イコンを知り深めるためにお薦めの一冊です。