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私の薦めるこの一冊
ナムの道もアーメンの道も ~ある隠修士との対話~
- 著者:藤原直達
- 定価:本体2,000円+税
- A5判 並製 266ページ
- ISBN978-4-902211-27-6 C3016
- 発行:教友社
著者は長年、「心のいほり 内観観想センター」を主宰し、全国各地で、内観の指導をしている大阪教区司祭。
これまで、キリスト教と仏教の霊性について語られ、著されたものの多くは、禅仏教との関係でした。
それに対して、本書は浄土系仏教との対話を目ざしたものです。
昨年亡くなられたカルメル会の田中輝義師は、山に隠棲して修道生活を送っておられました。そのもとに、数人の司祭たちが訪れ、キリスト教の「アーメン」と親鸞の説く「ナム」との関係について対話したものを一冊にまとめたもの。
これまで、内観指導を受ける人々のために、私家本として出版されていたものが、今回公刊されたものです。
キリスト教は、もっと日本文化にインカルチュレーション(福音の文化内開花)しなければならない、とよく言われます。本書は、インカルチュレーションを深く考えている人々、また、日本的霊性について思いをはせている人々に興味深く読んでいただけるものです。