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私の薦めるこの一冊
死を背負って生きる ~いのちと看取りの現場から~
- 著者:柏木哲夫
- 定価:本体1,200円+税
- 四六判 並製 114ページ
- ISBN978-4-8184-0676-6 C0016
- 発行:日本キリスト教団出版局
著者は、ホスピスで有名な淀川キリスト教病院の医師として、活躍し、現在名誉院長であり、名古屋の金城学院大学学長を務めています。
著者のホスピスでの豊富な体験から生まれた本書は、がんで苦しむ家族を支えている人々、ターミナルケアに携わっている看護師さん、医師の方々など、多くの人に読んでいただきたいものです。
しかし、何よりも、今元気な私たちが、本書を読むことをお勧めしたいと思います。死をどう迎えるかは、今の私たちの生き方にかかわる問題なのだということに気づくことでしょう。
いろいろな方からの質問に応えて書かれた文章は、わかりやすく、読みやすいものです。
キリスト教に裏打ちされた信仰で、書かれていますから、キリスト信者の方々が、病気について考えるとき、また、老いについて考えるとき、死について考える時、なんらかのヒントになり、考え方の役に立つことでしょう。
※『どこから笑顔が~ホスピスで いのちに寄り添って~』を合わせてお読みになることをお薦めします。